90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

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輪行チャリ鉄6輪旅2023年栃木編・宇都宮ライトレール初乗り♪

2024年03月06日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 2023年の10月、毎年秋に決行している6輪無宿旅(自転車2輪+軽自動車4輪  #SixWheelJourney )は、栃木県と甲信地域の旅をしました。勤務終了後の夜からスタートしましたが、その夜から全国的に雨に見舞われ、初日に一気に宇都宮まで向かう予定だったのを変更して、先ず自転車を使わない旅程を入れて、山梨市の“聖地巡礼”に向かい、雨天をやり過ごすこととしました。
 旅程2日目に宇都宮市に到着しました。天候は回復する予報となっていました。良好💗





 宇都宮市を目的として訪れたのは、この時期のタイムリーな話題になっていた、新規開通した芳賀宇都宮ライトレール線に初乗車及び輪行チャリ鉄を行う為なのでした。私はいちおう、日本全国路面電車の全社局線に乗車した(但し、全路線ではありませんでして、札幌市電だけはすすきのからの東半分の一部以外が未乗ではあります。。。故の“いちおう”)人なので、タイトルホルダー所持の為にもと、この年の秋の長旅で訪線しようと決めていたものでした。



 宇都宮駅東口の立体駐車場に車を駐めて、ここをベース基地としてDAHONを組み上げ、芳賀高根沢工業団地まで漕ぎ始めます。
 立体駐車場と一体の駅ビルをJR駅側に出ると宇都宮ライトレールの宇都宮駅東口駅と繋がっていて、HU300形の黄色い電車と初対面♪ 各種情報で姿は知っていても、現物のスタイリッシュさに改めて感動します💗💗💗



 宇都宮ライトレールの愛称“ライトライン”は、雷の多い地域から稲光に因んで“雷都”ライン、となっているとのこと。なるほど、色使いが何んとなくピカチュウ的でもある♪ もしも、テールライトが丸形で2つとかのデザインだったら、もっと似そう。ピカチュウとコラボとかあっても人気が出ていいかも♪♪




 …妄想はひとまず置いといて、ひととおり電車と駅周辺を観察したのちライトラインの線路に沿って漕ぎ出します。いままで歴史的にも路面電車の無かった市街に線路を敷くのは、利害の調整とか色々と並大抵ではない苦労があったことかと思いながら進みます。路面電車の専用信号なんてものも、ライトラインが出来るまでは宇都宮にはまず有りえ無かったものですね。



 次に続く停留場、東宿郷~駅東公園前~国道4号線宇都宮バイパスの立体交差部までは、大きなビルやマンションが立ち並び、都心感が溢れているが、本来の都心中心部はJR線の西側で、東武電車の駅との間あたりだそう。でも将来、このあたりもライトラインが通ったことで、新たに賑わいを増していく事でしょう。





 ライトラインの停留所は、各停留所ごとにそこの地域の歴史や特徴を象徴した、イメージフォトパネルとでも言える画像を電停に表示して、マイレール意識を醸成していくと言う戦略なのでしょうと思います。







 国道4号線宇都宮バイパスを越えてから、住宅が増えて来て生活感が出てくるのが峰~陽東3丁目~宇都宮大学陽東キャンパスまでの区間。とくに宇都宮大学陽東キャンパス停留所は、大学とともに大型SCのベルモールの最寄りでもあり、上下列車からの乗降が多いですが、ライトラインが開業するまでは自動車一択だったものが、公共交通を使う人が増えることで道路渋滞緩和にもなっている、ライトラインの成功の一端を垣間見せています。



 宇都宮大学陽東キャンパスを出てから、暫く行くと道路の真ん中で併用軌道が終わるとともに急勾配で高架線になって右側に大きく急曲線となり、県道64号線(鬼怒川通り)の宇都宮方面行車線を塞ぐことなく立体交差して、高架を降りると平石停留所です。
 
輪行チャリ鉄6輪旅2023年栃木編・宇都宮ライトレール初乗り♪平石停留所付近

 平石は、宇都宮ライトレールの車両基地があるため、また近い将来の急行運転に備えて、退避可能な2面4線構造の立派な設備の駅ですが、駅周辺には田畑が多く人家は少なくで鄙びた空気が漂いますが、いずれ開発の手が入り賑やかになりそうな予感がします。ここはトランジットセンターとなっていて、パークアンドライドの駐車場と駐輪場が併設しています。







 平石を出て国道4号線の下をアンダークロスして進むと、少し人家が増えて来たところで、平石中央小学校前停留所です。交差点の斜向かいに駅名由来の小学校校舎があります。人家が増えるとは言え郊外の農村地帯の雰囲気です。



 ここから次の飛山城跡までが、ライトラインのハイライトかなぁ、と個人的に思っています。鬼怒川の堤防を高架橋で渡り、坂を下ったところに飛山城跡停留所があります。この鬼怒川を渡る箇所は、既存の道路橋がここより上流側・下流側ともに1kmから1.5km程度離れている道路橋の空白地帯みたいな地域に、新しい宇都宮市街へのアクセスルートを開発したのは、宇都宮ライトレールの強みになっているように思えます。



現状この橋梁上を、ライトライン車両は軌道法の適用で最高速度40㎞/hでゆっくりと走っているように見えてしまいますが、急行運転を始める頃には最高速度70㎞/hに引き上げられるので、その様子も様変わりしている事でしょう。
 
輪行チャリ鉄6輪旅2023年栃木編・宇都宮ライトレール初乗り♪鬼怒川を渡るHU300型車内
(…たぶんスマホの熱だれで画像がカクカクしていますが、ご了承くださいませ。。。m(_ _)m)

 ところで私は、“輪行チャリ鉄活動”でライトライン線を訪線しているので、今いる鉄道橋の見えるところから約1km下流側の鬼怒橋道路橋まで迂回する感じで川を渡り、また1km少々上流側に走ってライトラインの高架橋が近づいたところで堤防をおりると、やっと向こう岸の飛山城跡停留所に到着です。ここも周辺は郊外の田園地帯で、“駅舎”の前にはパークアンドライドの駐車場が整備されています。



 ここを出ると、線路は丘の上に登っていく様に敷かれていますが、掘り割りに作った新設軌道に沿った道路は全く無く、ちょっと線路から離れた家屋と田園の間を抜けて坂を登っていくと、清陵高校前停留所です。清陵高校、と言うことで、ここは高校野球・甲子園によく出てくる高校かと思ってしまいましたが、どうも別の同名の清陵高校なようで、ここはむしろ副名称になってる作新学院大学の方が施設が大きいし駅名にあっている感じもしましたが、たぶん公立校と私学の違いによる故である様です。



 ここから線路は、舗装されているがフェンスで分離された専用軌道で、工場のあいだをS時に曲がっていくと、次の清原地区市民センター前停留所です。



ここも交通結節点としてトランジットセンターが併設されていて、自家用車とのパークアンドライド、路線バスとの結節乗り継ぎ、駐輪場の設置でライトライン線をメインに公共交通の利便性を高める施設と言えそうです。ただし、駐輪場は100㍍離れてちょっと遠いかな?って感じもあるし、駐車場もバスも利用率が低そうに見えるし、今後どうなっていくかが気になります。


 
 輪行チャリ鉄6輪旅2023年栃木編・宇都宮ライトレール初乗り♪清原地区市民センター前付近

 ここを出ると、線路は90度北方向に曲がって専用軌道を進み、次のグリーンスタジアム前停留所です。このあたりは清原工業団地と言うことで、大小の工場が集まった地域ですが、駅の副名称の如く、カメラ等のCANONの工場に囲まれるように立地していて、グリーンスタジアム自体は工場の裏手にて目立ちにくかったりします。そして、交差点を軸に上下ホームが千鳥配置された“駅”は、待避線のある緩急接続駅として作られていて、またイベント開催時には折り返し列車も可能な要衝のになっています。




 次の駅に向かって、線路は北上して工業団地の丘陵をゆるく降りていくと、住宅が増えてきたあたりで急勾配の高架橋と90度に近い急曲線でまた鬼怒川通りから続く道と合流し路面区間へと変わり、次の、ゆいの杜西停留所に到着。








 ゆいの杜西~ゆいの杜中央~ゆいの杜東までは、県道64号線の北側の新興住宅街がニュータウンの様なゆいの杜町となっていて、ライトライン線が新たな住民の足になってそう…な感じですが、どうもモータリゼーションに沿って開発された街なので、朝夕はともかくまだここの住民の足としてはそれほど伸びてはいない様です。その辺はまあこれからと言うところかもです。
ゆいの杜東の真横には、ネーミングライツを取得したホンダカーズ 栃木中央 ゆいの杜店 の副名称が付いていて、ホンダと宇都宮ライトレールの関係性を象徴するかの様な光景に見えます。



 ゆいの杜東を過ぎると、また沿線が工業団地地帯になって、芳賀台~芳賀町工業団地管理センター前、と続きますが、芳賀台停留所については、このあたりでトイレが近くなって、コンビニとかないかなぁ、と見たところ少し戻ったところにセブンがあったのでそこに行ったりしていたところ、芳賀台は画像を撮るのを完全に忘れてしまいました。。。😓 ここだけは画像がありません。スミマセン。因みに、そのコンビニのところで、宇都宮市から芳賀町(はがまち)に入ります。

 その次の芳賀町工業団地管理センター前停留場は、芳賀工業団地トランジットセンターが併設され、JRバスとの結節が計られています。





 芳賀町工業団地管理センター前で、県道64号線から北方向に90度曲がって次のかしの森公園前停留所まで向かう道路は、丘陵地の上から谷間の底まで降りて、またすぐ丘陵地の上の方まで上がる様になっていて、併用軌道ももちろんそれに沿って上下をするので、この部分の急勾配は67パーミル近くになると言われ、標高差は見た感じ15㍍ほどですが、ここまで漕いできてちょっとした絶望の壁?感があります。でも、ライトラインの電車HU300形は、登坂性能も強く設計されているので問題なく走ります。谷底まで駆け下りてまた登って来たら、かしの森公園前停留所です。



 駅名のかしの森公園もありますが、芳賀高根沢工業団地の南の端になり、周辺にホンダ関連の施設も増えて来て、この旅が佳境になりつつあるのを感じてきます。
 街路樹のむこう側の大きな敷地に工場の建造物が連なる光景を眺めつつ進んでいくと、ついに、ライトラインの終点、芳賀・高根沢工業団地停留所に到着。本田技研工業北門の目の前となります。ホンダ車のバイク、自動車のユーザーだったので、HONDAの聖地として感慨深いです。そしてホンダの工場以外には何もない、ホンダのための停留場感を強く受けます。






 宇都宮ライトレール、ライトラインの営業距離は14.6kmですが、22.4kmを自転車で走ってまいりました。ここから自転車を畳んで輪行で初乗車して宇都宮駅東口まで戻ります。静かで軽快な走りですが、法定で速度40㎞/hで頭打ちするHU300型は、まだまだ余力を残している感じがします。早く快速運転と専用軌道での70km/h運転開始で本領を発揮する日が楽しみになりました。そのときにはまた来たいものです。

 …余談ですが、宇都宮駅東口までライトラインで戻って来て、トイレに立ち寄った駅前ビル(確か宇都宮テラスって名前だったかと)の中に、HONDAが宇都宮ライトレールとコラボして、HONDAの電動スクーターをライトライン車両のカラーリングにした特別車を展示しているのを見つけました。宇都宮ライトレール開業に際し、それまで運転していた駅前から工場までの送迎バスを全廃したりするなどの協調関係をしているHONDAと宇都宮ライトレールの関係性を垣間見せる車両展示でありました。…ってか、これ沿線を走ってたら結構格好良いので、走ってる姿も見てみたいと思いました。






↓ スマホの位置情報ゲーム『駅メモ・ステーションメモリーズ』からの路線データベース記録





↓ STRAVAで記録した宇都宮ライトレール宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地までの走行ルート



…拙い旅のお話ですが、最後まで拝読くださいましてありがとうございました。



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