北陸本線の特急の中でも地味な存在で、「しらさぎ」の影に隠れ、最終的に「しらさぎ」に吸収されてしまった「加越」の写真を。

 

通常なら国鉄特急色のイメージの特急「加越」。思い出してみると、1990年代から名称が消える2003年までの間だけでも様々なスタイルで運転されており、「かがやき・きらめき色」「白山色」などは定期列車としての運用もあり華やかだった。そして2002年の10月には何らかの代走で兄貴分の「しらさぎ」編成を使用した列車が走っていた。

 

↑何らかのイレギュラーだと思うが、「あおさぎ」編成を使用したのを見たのはこの1回限りだ。

特急「加越」 北陸本線 今庄→湯尾 (福井県南条郡南越前町湯尾) 2002.10

 

北陸新幹線が金沢まで来た時に福井~金沢間の特急列車の名称が「ダイナスター」に決まった時は「は?」と思ったのを思い出した。加賀と越前を意味する「加越」という素晴らしい名称があるのに何故??

 

そんな事も含め、色々と不遇な「加越」。地味ながら結構好きだった。