網代駅 自動券売機発行 特急券(座席未指定)~1 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

伊東線網代駅の自動券売機で発行されました、「網代→伊東」の特急券(座席未指定)です。

 

 

伊東線網代駅は平成27年(2015年)3月7日を持って窓口営業を終了し、翌3月8日から無人駅となって乗車券類の発売は自動券売機のみとなりましたが、2021年3月13日の時刻改正で特急「踊り子号」が全車指定席化され、指定席券売機の設置されていない網代駅での特急券の発売が問題となり、時刻改正には間に合わなかったものの、後に通常の自動券売機で特急券(座席未指定)が発売されるようになりましたが、JR東日本の通常の自動券売機での特急券(座席未指定)の発売は、先に全車指定席化された常磐線の「ひたち号・ときわ号」、中央本線の「あずさ・かいじ・富士回遊・おうめ号」では行われておらず、網代駅が初めての発売となりました。

 

最上段の英文表記は「LTD.EXP.(VACANT SEAT ONRY)」と印字され、「VACANT SEAT ONRY」は「空席のみ」を意味し、注記事項の第1項には網代駅までは運転されない「湘南号」も印字され、第2項には空席利用時の譲席についての記載がありますが、網代駅の自動券売機での特急券(座席未指定)の発売は、発売当日分の乗車のみですから、網代駅で特急券(座席未指定)を購入後に、当日中に他の駅の窓口で座席指定を受ける事は考えにくく、「乗車前の座席指定も可能」な事に関する注記事項はありません。