大阪⇔京都を走る新快速や特急に乗った人なら、おそらく一度は見たことがあるであろう「板チョコの壁」。
これは明治製菓の大阪工場で、2011年に設置されたものです。
名を「ビッグミルチ」というそうで、その面積は「明治ミルクチョコレート」の38万枚に相当するデカさなんだとか。
ということで、車窓としては知ってるけど撮影したことはなかったなぁ…と思い、両者を絡めての写真を撮ってきました。
まるで模型
JR西日本の主要路線だけあり、バンバン電車が通っていきます。撮影もしやすい!
まずは看板列車の新快速223系。彼にとって何度も見るであろうこの光景は、日常の風景なんでしょうねぇ。
このシュールな光景、まるで鉄道模型の世界のようです。
続いて普通運用の207系と快速運用の223系がちょうど目の前で離合。どちらも内側線を走る電車です。
関空特急「はるか」も通過していきました。
京都へ向かうインバウンド観光客もこれにはさぞ驚くことでしょう…
珍客、289系の「こうのとり色」と「くろしお色」の連結もやってきてくれました。
特急車両は白が多いので、銀色メインの普通/快速電車とは露出がいきなり変わってちょっと撮りづらいですね…
時刻の考え方
普通~新快速の場合
この場所は高槻駅~摂津富田駅間にあるので、基本的には高槻駅の時刻表を基準にすると来る電車の時間が算出できます。
例えば上記写真は14時48分発の新三田(大阪方面)行き普通ですが、写真の撮影時間を見ると「14:50」となっていたので、概ね高槻駅発の時間から基準+2分程度が目安ということになります。
反対に京都方面行きなら、高槻駅到着の1-2分前が目安となります。
【撮影できる形式】
207系・321系・223系・225系
特急の場合
一方、特急だと高槻を通過しますから、新大阪か京都駅が時刻表算出の参考になります。
上記写真は京都14時30分発・新大阪14時57分着の「はるか35号」ですが、現地を14:47に通過しています。
このことから、新大阪駅発着で+-10分程度、京都駅発着基準だと+-17分程度が目安となります。
特急はるかは毎時0:30分に京都を出発するケースが多いので、概ね毎時17分・47分が通過時間となります。
【撮影できる形式】
281系/271系(はるか)、681系/683系(サンダーバード)、HOT7000形(スーパーはくと)、87系(トワイライトエクスプレス瑞風)、289系(くろしお、京都行きのみ)、EF210形(桃太郎)など各種機関車
撮影地の場所・順光時間帯は?
この撮影地は、JR京都線の高槻~摂津富田間に位置していて、ちょうど明治の大阪工場に近い場所です。
ただ、交通アクセスはあまり良くなく、強いて言うなら鉄道からは摂津富田駅が最寄りとなりますが、かなりの距離(徒歩15分ほど)があります。
バスでは、高槻市営バスの「明治大阪工場前」から徒歩13分ほどで、こちらもあまり良いとはいえませんね…。
このチョコレートの壁はやや東向きに建っているので、壁だけを撮影するのなら順光時間帯は午前10時頃となります。
ただ、電車の前面に光が当たらなくなるので、北東~南西に走る電車への光の当たり方を考えると、12時~13時頃がどちらへも綺麗に光が当たる時間になるといえそうです。
写真は2月末の15時頃の写真ですが、側面(南東側)は既に光が当たらなくなっています。
撮影の際にご参考になれば幸いです。
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