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【京都発幕間旅情】京成電鉄スカイライナーAE型電車,成田山開運号での運行は参詣鉄道の原点回帰

2024-03-03 07:00:48 | コラム
■スカイライナーAE
 スカイライナーAEの後継はスカイライナー100系でしたが現在はその栄光を二台目スカイライナーAEが引継空港輸送に当る。

 京成電鉄スカイライナーAE型電車が開運号、として運行しています。これ、リバイバル運行に当るのかなあ、と考えたりしました。成田スカイアクセス線を運行するAE型電車のスカイライナーは基本、この路線では撮影出来ないのですが、開運号が正月に運行される。

 成田山、というのは今でこそ京成電鉄と云えば成田空港、新東京国際空港なのですけれども、元々は上野から成田山を結ぶ参詣特急を運行していました。成田山新勝寺、真言宗智山派の寺院なのですが、この参詣輸送需要は大きく、空港開港前から特急が結んでいた。

 京成電鉄と京阪電鉄は一文字違い、と言われるところですけれども、実は京阪電鉄と云えばテレビカー、テレビカーはテレビはずされてプレミアムカーの指定席になっているのですが、いまでも8000系電車などはテレビカーと呼ぶ人が多く、慣れ親しんだ名前という。

 テレビカー、しかし元祖テレビカーはこの京成電鉄の方が早かった、という。京阪テレビカーは1954年8月から運行されていますが、京成電鉄は1600系開運号に1954年4月からテレビを設置してテレビカーとして運行していたのです、似ているのは名前だけでない。

 ロマンスカー、さてさて、このロマンスカーという名称は今でこそ小田急特急の代名詞ですが、実はこのロマンスカーという名称は1934年に京阪電鉄が琵琶湖観光特急びわこ号として愛称に用いた、という歴史がある、それこそテレビカーの20年前の話なのですが。

 スカイライナー、流線型はだてでではない高速運転が自慢の特急電車ですが、この成田山開運号はシティーライナーの臨時列車という扱いであるのですが、この瞬間はやはり、衛星電鉄と云えば参詣特急、という原点かいきのような印象で迎える事が出来た訳ですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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