みなさんこんにちは。前回からの続きです。
来月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消す、敦賀から先の「北陸本線」。
全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。
大阪から始発の「特急サンダーバード1号」に乗りようやく、終着の「金沢駅」に到着しました。9時13分、定刻でした。
こちらも、ちょうど到着したばかりでしょうか。先の「北陸新幹線 長野〜金沢間開業(2015年3月)」でその並行在来線となった、富山県内の「北陸本線」を引き継いだ「あいの風とやま鉄道」の普通列車。「521系」という車系です。
踊るような緑の帯がさわやかな印象ですが、どこかで見たことのあるような顔つきです。
それは、新幹線開業によって「並行在来線」として第三セクターに転換される今回の「IRいしかわ鉄道」でも同様。こちらも「521系」。
事業主体がJR西日本から第三セクターに変更されても、もともとが長大な「北陸本線」をぶつ切って分社化しているため、互いの会社間で直通する列車も多数残されることもあるためでしょう。このあたり、興味深いものがあります。
ところで、またも手元のアルバムをひっくり返していますと、新幹線が開業するはるか以前、つまり「北陸本線」がそのままの姿で存在していた頃の車両を、あれこれ捉えたものが出て来ました。岩瀬浜(富山市)にて。
かつて、その北陸本線を急行列車として活躍していたものの、特急列車の増発で余剰となり、普通列車専用に改造されたという「471系」。
北陸本線で活躍していた車両は、塗装にさまざまな変遷があったものの、白地に青帯というさわやかなカラーリングに落ち着きました。
かつては「急行」などの表示がされていた表示機が塞がれていたのが特徴でした。2002(平成14)年4月、社会人なりたてのブログ主撮影。
ところで、この車両は「581・583系」という車系。世界初の寝台電車として、昼は座席車・夜は寝台車と、車内設備を組み替えることで昼夜問わず運用出来ることから、全国的に活躍した名車両と言われていました。
ただし、これも昭和50年代半ばから、グレードアップした車両の登場で余剰が次々に発生してしまいます。出典①。
そのかつての急行や寝台電車が走る北陸本線では「サンダーバード」の前身「雷鳥」が看板列車だった頃。JR東日本車両が充当。敦賀にて。
車両のバラエティも実に多様でしたし、なにより乗っていても、駅で眺めているだけでも飽きもしなかったこと。まさに、まもなく姿を消す「北陸特急街道」のいい思い出です。
いまから30年あまり前のことで、恐縮なのですが(汗)思い出を回顧出来たところで、先へ進むことにしたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#国鉄583系電車」)