銀河鉄道999展 -④/ 京都鉄道博物館 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

銀河鉄道999展 -④/ 京都鉄道博物館


京都鉄道博物館 銀河鉄道999展 その4です。

特別展示室の銀河鉄道999企画展示からプロムナードのC62-50号機、そしてSLひろばで″SLスチーム号″をUPしてきました。

最終回の今回は車両工場エリアで特別展示された、C62-1号機とマイテ49-2の銀河超特急999号をUPしました。

銀河鉄道999に登場するC62形は、TV版が50号機で劇場版では48号機でした。




C62-50号機はC62-26号機が扮し、C62-48号機は1/2スケールの展示品が置かれていました。

C62-2号機はSLスチーム号を牽引し、C62-1号機は車両工場エリアでマイテ49形と共に特別展示されましたが、C62-26号機がTV版装飾だったのに対して、この1号機は映画版の装飾となっています。

TV版の銀河超特急999号は編成最後尾が 旧客 オハフでしたが、劇場版の編成最後尾にだけ展望室 マイテが連結されています。

一般的にイメージ画として使用されるのは、マイテ49形を連結した劇場版の999号が多いため、999号と言えばマイテ49形の印象が強いのはこのためです。






このエリアでは貸衣装による記念写真がメインサービスになっており、私が訪れたのは平日だったためと思われますが、親子連れよりもカップルでの申し込みが続いていました。

同性の友人においても男性がメーテルに、女性が鉄郎に扮しての記念写真も、良い記念になるステキな企画だったように感じました。

ただ、いつも思うのですけれど、撮影用の仮装カツラって絶対に髪が短いのは••••••••何故なのでしょう。

コスプレイヤーが装着してるカツラは、ちゃんともっと長いですし、もみあげ部分もカールしていますよね。





車両工場では俯瞰でC62-1号機そしてマイテ49-2を屋根上から観察することごできました。

カメラやスマホを手すりの外へ出して撮影しないよう注意書きが貼ってありましたが、落下させると危険ですし、展示車両にも傷をつけたり破損させたりする可能性もあります。

自身の機材も壊してしまうので、いいことナシなリスクと言うことで、このルールは守りましょう。

特にメカニカルでギミック満載な蒸気機関車を、俯瞰で観察できる施設など日本全国でほぼ無いので、立入禁止にならないようルールは尊守しなければなりません。






列車が走ることで空気が流入し、気流を変化させることで気圧の変化を促して真空状態が発生、その吸引力で室内の空気を循環させるベンチレーター。

この単純で優れた設備を間近で見られるチャンスでもありますが、21世紀の鉄道車両からは姿を消してしまった装置でもあります。

さて、銀河鉄道999展なので車両の話しばかりしていても仕方ないのですけれど、銀河鉄道999の劇場版 第2作は″さよなら銀河鉄道999″でした。

そして松本零士氏が製作に携わった宇宙戦艦ヤマトでも、第2作は″さらば宇宙戦艦ヤマト″でした。




「さよなら」という別れ言葉は実は略語で、正しくは「然様にあるならば」→「そうならなければならないなら」••••••••お別れしましょう。です。

「心残りではありますが、離れ離れとなりましょう」と言う意味の中の一文、その接続詞を別れの挨拶とすることは、受け止めた過去を未来へとつなげていく粋な心意気です。

「さようであるならば」から「さようなら」であるように「さらば」もこの接続詞から生まれた略語です。

別れを紛らわせたり、悲しんだりするのではなく、ありのまま受け入れることにより、新しい次の出会いが同時に生まれる価値観から、日本人の感性を垣間見られます。





実は別れの挨拶は、諸外国のことばで日本語と類似するものは皆無で、「神のご加護を祈る」「また会いましょう」「お元気で」の3パターンしかありません。

もちろんこの3つのことばも、日本語として使われることもありますが、「さようなら」に該当することばは外国にはありません。

例えば「さようなら」を英語に訳すと「Good-bye」となりますが、「Good-bye」を日本語に直訳すると「神のご加護があらんとを」となります。

スターウォーズで「フォースが共にあらんことを」とありますが、あのセリフは「Good-bye」の本来の「God be with you」と言うことばを転化したものです。


と、銀河鉄道999展の最終回と言うことで、さようなら銀河鉄道999の「さようなら」を話題にしてみました。

このネタはアメリカの紀行作家 アン・リンドバーグ氏の著書「翼よ、北に」からの引用なので、知っている方も多いのではないでしょうか。

銀河鉄道999のシリーズはマンガであると同時に文学作品でもあるため、ちょっとかけてみました。

そしてもう何度も使い回しで貼っている、銀河鉄道999のリールを最後に貼って最終回の締めくくりとします。




ところで余談なのですが、日本では鉄道開業以来150年の間に、行先不明列車の運転実績はあるようですが、999号の列車名で運転されたのは1979(昭和54)年のミステリー列車が最初でした。

上野発の行先不明列車として運行され、宇都宮から烏山線へ入り、烏山駅の駅名標にアンドロメダと装飾してのイベントでした。

1975(昭和50)年のダイヤ改正から4年、1982(昭和57)年のダイヤ改正より3年前のイベント列車でしたが、この時の高収益から国鉄ではさまざまなイベント列車の運転を展開することになります。

組織体制の諸問題から国鉄は結果的に分割民営化されますが、地方都市の交通体系改善や省力化などの経営努力とも合わせて、最終年度は単年度黒字を達成させた要素の1つに発展し、貢献の礎となった銀河鉄道999号でもありました。

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今日はミニチュアの日。

うちのテレビは52型なんですけど、テレビ台の上へ置いてテレビの前に飾っているHOゲージの鉄道模型です。

ちなみにC62-1号機なんですが、広島機関区時代には日本初のブルートレイン 特急あさかぜを牽引していたので、カニ21とセットでケースに入れてあります。

C62形蒸気機関車は、やっぱり家にも欲しいよね••••••••っと、初めから展示目的で買った機関車です。





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