381系 特急やくも XIX / まもなくダイヤ改正 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

381系 特急やくも XIX / まもなくダイヤ改正


気温はあるのに北風が冷たく、どちらかと言えば寒い••••••••そんな2月も終わって、肌寒いながらも少しずつ暖かくなる季節になりました。

20℃前後あるかと思えば翌日には11℃ぐらいしかなく、次の日にはまた20℃近くまで上がるみたいな、そんな天気はこりごりですね。

寒いのに花粉が飛んでるのも許したく無いものの、これからは暖かいから花粉が飛んでる季節へ変わりますが、それはそれで微妙です(笑)

昨日の閏日はトワイライトエクスプレス瑞風で更新しましたが、今日は同じ日に岡山駅で撮影した381系 特急やくもです。





さて特急やくもですが、4月6日から順次新型車両273契約を導入し、6月末までに15往復すべてを置き換える予定であることは、もう周知の事実となっていますが。

それよりも一足先となる、今月16日のダイヤ改正で特急スーパーいなば(岡山~鳥取)・特急スーパーはくと(京都~倉吉)と共に、3列車同時に自由席が廃止されます。

JR西日本は″座って移動したいという利用客のニーズに応える″と、その理由を説明していますが、ちょっと意地悪な捉え方をすると″座れない人は乗らなくていい″ → ″限られた人しか乗せない″に聞こえてしまいます。

″座れない人″ → ″指定券が入手できなかった人″なので、″急な用事で″などには対応しないというJR西日本の姿勢には、やはり「なぜそうしたの?」との疑問は解決していません。




特急スーパーまつかぜ と 特急スーパーおき は、通勤や通学の利用が多いことから自由席を残すことにしていますが。

そもそも芸備線存廃協議の1番最初のJR西日本の″言動の不一致″以来、その後の全ての公式発表に対して不誠実がやはり、不信感として心の片隅に消えずに刺さっているので仕方ありません。

と言うことで国鉄型電車から新型電車への置き換えよりも、先にダイヤ改正が実施されるので、全席指定の特急列車としての経歴が、381系やくものラストになります。

1•2番ホームの売店では特急やくもグッズが売られていて、シャッターレールの支柱にポスターが貼られていたので、閉店時間を待ち特急やくもの入線時にタイミングを合わせて撮ってみました。





日本に特急列車が誕生して以来、長年その優等列車は全席指定の存在でしたが、かつて国鉄時代には自由席を設けて都市間輸送の構築を進めました。

向上させた利便性を維持するため、同一方向の特急列車を″キッカリ発車″と時刻を統一させて、日本全国に″L特急″と言う運行サービスで高速都市間輸送システムを構築。

国鉄分割民営化後もJR各社はそのシステムを引き継ぎましたが、東北新幹線の延伸や新幹線新線の開業などで、JRグループ自体で輸送体系が激変。

移動時間の短縮では航空機、時間にとらわれない旅客は高速バスなど、交通手段の多様化や移動人口の縮小も加わって、L特急という全国統一輸送サービスがそぐわなくなった2000年代。




2018(平成30)年3月ダイヤ改正では、遂に最後のL特急となっていたJR東海の、特急しなの・特急ひだ・特急しらさぎ が″エル特急″の指定が外され、45年の歴史に幕を下ろしました。

L特急に指定されていた特急列車には、ヘッドマークに″L″の文字を図案化したシンボルが挿入されていました。

規則上では既にL特急は存在しませんが、毎時キッカリ発車と自由席、そしてヘッドマークに″L″の文字をシンボルに走って来た特急やくも。

今月のダイヤ改正で自由席が廃止される特急やくもですが、まだ国鉄型電車ではあるものの、事実上最後のL特急であったと言える列車の終焉です。




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