ダイヤ改正 EF510 運用増で引退する可能性のあるEF81/ED76は何なのかを考える


こんにちは!
今回はJR貨物に関する記事を書いていきたいと思います。
JR貨物の九州内の貨物は現在、EF81/ED76/EF510の3形式が活躍しています。EF510 300番台が長らく1機のみの配置であったため、EF81やED76の運用が大幅に削減されることはありませんでした。しかし、2024年に突入以降、続々と量産車の300番台が出場しています。つい昨日も306号機が落成したため、現在EF510 300番台は301~306の6機が揃っています。今年度中にはEF510 308まで揃うことが発表されており、今年のダイヤ改正において、EF81やED76は廃車が進むものと見られます。そこで今回はEF81やEF76において、どの機関車が引退する可能性が高いのか、そのことを考えてみたいと思います。


EF81 403

今年の改正で引退するのは…?

まず今年の改正ではどれぐらいの数のEF81やED76が引退するのか、そのことを考えてみたいと思います。今年度中に308号機まで製造されるとはいえども、おそらく改正の段階では昨日出場した306号機までしかそろわず、307と308は改正後の落成になるのではないかと思います。(307はぎりぎり落成するかもしれません。) そのためおそらく改正時点で運用可能なEF510は6機となると思われます。一方で、今年度中に308まで製造することは確定しており、ダイヤに関してはEF510 308まで含んだ数で組み、運用可能状態になるまではEF81やED76で代走をしておくという可能性も考えられます。このことを鑑みると、EF81、ED76は今回のダイヤ改正で4~7機分ほどの運用が削減されるのではないかと見ています。このあたりは308まで含めた数で設定されるか、306までの数で設定されるかによって変わってくるのではないかと思われます。いずれにしても改正直後に運用離脱をする可能性があるのは4機ほどで、4月以降にもう1~2機ほど減らされる可能性があると、このような形かと思います。



それではどの号機が危ないのでしょうか。私が危ないと思っているのは、ED76 81,83号機、EF81 403,406号機の4機です。こちらは危ないと思います。
門司機関区 EF81/ED76/EF510 配置表!検査期限・製造歴など - てつとおのブログ
こちらの記事に記載していますが、これらの4機はいずれも2018年以前に全般検査を通過した車両で、前回全検から6~7年ほど経っています。機関車の全検周期は6年ですので、2018年以前に検査を通過したこれらの4機は特に危ないのではないかと見ているところですね。ED76 81/83は元JR九州の0番台の生き残りであり、かなり貴重な機関車です。これらも離脱可能性が高いと思っておく方が良いでしょうね。


ED76 81
その他は2019年に検査を受けたEF81 454、455が引退する可能性はあると思いますが、EF81 455は昨年11月の故障の影響のためか、昨年12月から小倉総合車両センターに入場中であり、復帰するかも微妙です。EF81 454が引退の可能性は少ないとは思いますが、あり得るとは思います。
その他については、2020年代に検査を受けており、全廃予定の2025年度までは検査期限が持つ車両ばかりなので、車両の状態で引退が決まってくる可能性があると思いますが、さすがに今回の改正で2020年以降に検査を受けた車両が引退する可能性は低いのではないかとは見ています。人気の銀釜EF81 303などはもうしばらくは走ると思いますよ。
またED76 81/83、EF81 403/406も改正後即引退ではなく、改正後も検査期限まで距離を稼いでから引退するというシナリオも有り得ると思います。特に貨物ですから、他の機関車の検査期限の延長させるために検査ギリギリまで走らせる可能性はあるでしょう。ダイヤ改正後即引退という動きにはならない可能性もありますが、EF81,ED76の運用は減らされると思いますので、注視しておくに越したことは無いと思っておくのが良いと思います。
今回は九州の貨物に関する記事でした。だんだんとEF81やED76が消えていき、寂しいですね。記録はお早めに。
最後までご覧いただきありがとうございました!