京阪石山坂本線から、『光る君へ』の舞台には向かわず、瀬田の唐橋を渡る | ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する歴史上の人物を訪ね、ゲームに勝手に登場させたことについて事後承諾を得るための旅。

まず滋賀県大津市で、最初の目的地に向かいます。

 

 

 石山('23.12.22)

 


JR大津駅から琵琶湖線で石山駅へ。


「紫式部の筆はしる 源氏物語誕生の地 大津へようこそ」というメッセージと、大きなイラストが掲げられていました。
2024年の大河ドラマ『光る君へ』の主人公でもある紫式部は、石山寺で月を眺めて『源氏物語』を着想し、このお寺の本堂で『源氏物語』を書いていたとされています。

 


石山駅のペデストリアンデッキ。
この写真の右側がJR石山駅。
左側には、京阪・石山坂本線の石山駅があります。

 


ここにもこのようなのぼりが並び、大河ドラマの舞台となったことをアピールしていました。

 

ちなみに、石山寺(石山寺駅)は石山坂本線の南東の端ですが、反対側、北西の端の坂本(坂本比叡山口駅)は、かつて明智光秀の領地だったことがあり……、

私が2019年に訪れたときは、翌年の大河ドラマ『麒麟がくる』をPRするのぼりが立っていました。
日吉東照宮の絶景と最澄の生誕地と明智光秀<日本縦断紀行 第232日目 マサルさん助けてください!(8)>

 


石山の方にも来たことがあります。約5年ぶりなので、ちょっと懐かしいです。
石山駅のデッキに松尾芭蕉の像。
芭蕉は石山寺の近くの幻住庵に4ヶ月間住んでいたことがあります。また、隣の膳所(ぜぜ)駅近くにある義仲寺に墓があります(木曾義仲の墓の隣)。

 


石山坂本線に乗り換えましょう。
ホームに下りる階段で出迎える、鉄道むすめの石山ともかさんも、5年前から変わっていません。
京阪のる人<日本縦断紀行 第224日目 瀬田川を渡る(2)>


石山坂本線のホームから、JR琵琶湖線のホームがよく見えます。

 

石山駅でいろいろ撮ってたら、石山寺行き10時29分の電車をぎりぎりで逃してしまいました。
9分待ち。
さらに次の電車が遅れていて、「目的地まで歩いた方が早かったかも」とちょっと思いましたが、わずかの遅れで済んだので事なきを得ました。
京阪600形のトップナンバー601号と602号の2両編成です。

 

今回、紫式部ゆかりの石山寺へは行かず、手前の唐橋前駅で下車します。
石山寺にも5年前に訪れていて、咲き誇る梅のあでやかさを堪能することができました。
再び石山寺へ向かう<日本縦断紀行 第225日目 石山寺と瀬田の唐橋(1)>

 

ただ、当時はトイレが、極めて狭い和式のものしかなく、私はそのトイレに入ってから、かえって体調を崩してしまいました。
(※この年の1月に迷走神経反射性失神で倒れており、まだ自律神経が安定していない状態での旅だったせいでもありますが)
大河ドラマの効果で2024年には観光客が増えることと思いますが、あれからちゃんとしたトイレができたのかどうか、気になります。

石山寺

 

 唐橋前

 


路面電車の1駅分なので、大した距離ではないですが、それでも久しぶりに石山坂本線に乗れて良かったです。

 


唐橋駅から東(この写真の手前側)へ。


瀬田川に架かる「瀬田の唐橋」。
ここを渡って、この旅最初の目的地を目指します。

瀬田川は、琵琶湖から流出する唯一の河川。京都で宇治川、大阪で淀川と名前が変わり、大阪湾につながります。

 


現在の瀬田の唐橋は、1979年(昭和54年)に架けられました。
川の中州を挟んで、小橋と大橋、2本の橋がつながった形になっています。

 

瀬田の唐橋は、古代から明治中期まで、瀬田川に架けられた唯一の橋で、京都と琵琶湖以東をつなぐ交通の要衝でした。
そのため歴史上の大きな戦いで、何度も戦場になっています。

壬申の乱(大友皇子と大海人皇子)。藤原仲麻呂の乱(藤原仲麻呂と吉備真備)。治承寿永の乱(平家と木曽義仲、木曽義仲と源範頼・義経)。承久の乱(後鳥羽上皇と鎌倉幕府)。本能寺の変後の明智光秀の行動(明智光秀と瀬田城主山岡景隆)。
これら全ての戦いで、川の東側に陣取っている方が勝っているのが不思議です。
このほか、藤原秀郷(俵藤太)による大ムカデ退治の伝説もあります。
瀬田唐橋と建部大社<日本縦断紀行 第225日目 石山寺と瀬田の唐橋(7)>

 

藤原秀郷は平将門の乱を平定した武将ですが、大ムカデ退治のお礼として竜宮から贈られた宝物が、将門との戦いに役立ったという話があります。
私は『香川県からの脱出』に平将門を登場させましたが、ゲーム終盤で将門がこの件について話し、それに対して源義経が、瀬田の唐橋で木曽義仲と戦ったことに言及するシーンがあります。

 



鉄道コム

 

広い川に架かる橋の上なので、風が強いです。
私が冬場の外出時に着るヒートテックのジャンパーは、かなり寒い日でも二十分くらい歩けば寒さを感じなくなり、それ以上歩くとむしろ暑すぎて困るほどの防寒性があるのですが、今日はこの服がちょうどいいレベルの寒さ。
顔には冷たい風が直接当たります。

 


今回の旅の最初の目的地を宣伝する、手書きの看板が現れました。

「建部大社で日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にゲームのヒット祈願」へ続く)

 

※『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。

 

(※関西・岡山ダイジェスト) 大津・建部大社と堺・大鳥大社(日本武尊)、神戸・須磨寺(尾崎放哉) 岡山・吉備津神社と吉備津彦神社(桃太郎) 安倍晴明神社と、あべのハルカス、道頓堀、特急ひのとり

 

 

池上駅 池上本門寺(日蓮) 矢口渡駅、蒲田の屋上観覧車 武蔵新田駅から新田神社(1)(新田義興、平賀源内) 新田神社(2) 新田神社(3)

 

東急&相鉄新横浜線&相鉄・JR直通線 緑園都市駅&ゆめが丘駅 藤沢本町(源義経) 辻堂駅・テラスモール湘南(前編) テラスモール湘南(後編) 片瀬江ノ島駅

 

多磨霊園(前編) 多磨霊園(後編)(大平正芳、大川博、菊池寛) 虎ノ門の金刀比羅宮 神田明神・将門塚(平将門) 東寺(空海) 白峯神宮(前編)(崇徳天皇) 白峯神宮(後編)(崇徳天皇) 晴明神社(安倍晴明) 北野天満宮(菅原道真)

 

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。


※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

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