2024.1.26 野岩鉄道、ただ行くだけじゃつまらないんだぜ【④小さな誘導員、温かい大樹の旅】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

    

楽しみは、まだまだ近くにある。




鬼怒川温泉駅での楽しみは、まだ続く。


今度は、C11の連結作業に入るのだが…

この日、いつもの連結シーンとはちょっと違うことが。


ちいさい誘導員、登場!!笑


なんと、母親のお手製?の手旗を持った男の子が、一緒に誘導しているのである!


それを周囲は特段咎めることもせず、共に見守る暖かさがそこにはあった。

向かいのホームで連結を見守っていたが、近づいて見てすらいたい良い風景だったのである。


そんなアシスト?もあり、無事に連結。


ということでこの日の「SL大樹6号」は、後補機にDE10 1099を従えた強力編成。

また一段と構内の賑わいが増し、気持ちが高鳴っていくのであった。


そして15:00には、会津高原尾瀬口行き6050系が到着。


南へ北へ、どちらへも向かう列車で俄に賑やかになってきた中で…


もう後ろを振り返ることは、この日はしなかった。



15:05。

今回も3号車に座席を確保し「SL大樹6号」に乗り込んだ。

こちらも約1ヶ月でのリピート乗車という、異例のスパンであった。


しかしこの日は、平日ということもあり肝心の乗車率は低めであった。

良い言い方をすれば穴場、ではあったが、少しばかり寂しい部分も…


それでも、懐かしい雰囲気に浸りながら下れる34分間は、かくも貴重な時間。


こういった選択肢があることが、今の日光方面には実に心強いものになってきている。

日常的にも気軽に使えるSL列車、というのはなかなかありそうでないものだからだ。

そうできるのも、大手私鉄がSL列車保存運転に取り組める強みなのだろう。


非日常な日常、に浸って34分。

もうちょっと乗っていたい、が次に訪れる原動力になる。

昨年末に乗車した時のアテンダントさんにも声を掛けられて、またリピートしようと誓う。

短くも充実した時間を過ごして、SL大樹の旅を無事に終えようとしていた。