また1989年の写真を。

 

国鉄からJRになって約3年。車体を元の国鉄色から地域の色に変更するのが全国的に流行っていたが、北陸地方も各線区ごとに独自の色に変更される過渡期だった。

 

特に急行「能登路」が走る七尾線方面は①急行列車用と②普通列車用の2種類に分けられ、元の③国鉄色を含めて3種類が混在していた。また、どういう運用をしているのか分からないが、①+③とか②+③なら分かるが①と②が混ざる事があった。全部混ざる事もあり見た目はなかなかカオスな状態で面白かった。

 

↑高架化される前の金沢駅にて。辛うじて3色混結と分かるが、こんな編成が日常的に繰り広げられていて面白かった。

普通 キハ58系 北陸本線 金沢 (石川県金沢市木ノ新保町) 1989.8

 

手前から順にギリギリ写っている国鉄色、普通列車用、急行「能登路」用、国鉄色と3色混結だ。急行「能登路」用はその後黄色と白の色に変更されるが、個人的にはこの時代の色の方が好きだった。