今回はGMの上田電鉄1000系です。

 

パッケージ

パッケージは2両ビデオケースです。

編成ごとに異なるラッピングが施されていて、発売されるたびに大体再生産されることが多い製品です。

 

商品情報

・品番:30301

・1号車:クハ1101(M)

   2号車:デハ1001の2両セット

・車番印刷済み

・ライトユニット搭載

・ユーザー取り付けパーツ、ステッカーが付属。

・コアレス動力使用

・1箱16280円

・2021年2月発売(再生産)

 

実車情報

東急池上線・多摩川線で使用された1000系のうち1014、15、16、18Fの4編成から中間車を抜き、運賃箱や表示機、2パンタ化などの改造が施され活躍しています。

また、日比谷線乗り入れ用の1005Fの1500番台化改造に伴い捻出された中間車2両を先頭車化改造した6000系も一緒に活躍しています。

編成ごとに異なるラッピングが施されており、今回は1001Fの赤帯の車両の紹介となります。

 

レビュー

〇1号車 別所温泉寄り先頭車 クハ1101(M)

クハ1101

別所温泉寄りの先頭車です。元は東急クハ1015号車になります。

東急時代の赤帯のまま運用についています。ドア回路や運賃箱、表示機の設置改造が行われました。

 

正面

ワンマン、行先方向幕、運行番号(編成番号)はステッカー選択式。

車番とワイパーは印刷済みとなります。登場当初はワンマンのみの表記でしたが、現在は英文が追加されたものが使用されています。

ライトユニットは電球色のLEDが使用されています。

 

側面

車番と車紋が印刷されています。

ドア窓の乗車案内、ドア横のワンマン出入口案内、優先席表示、側面方向幕はステッカーを使用します。

動力車に設定されていて、床下機器はSIVやCPが取り付けられています。1000系の床下機器もリニューアルしてほしいですね。

 

妻面

妻面は貫通扉なし。ドアコック、銘版類、昇降ステップがモールド表現されています。

BMTNは前ユーザーさんが取り付けたものになります。

 

屋根

無線アンテナはユーザー取り付け品となります。通常の1000系と同じものが使用されています。

 

〇2号車  上田寄り先頭車 デハ1001

デハ1001

2号車のデハ1001です。元はデハ1315号車として使用されていました。

譲渡に当たりクハ1001と同じ改造が施され、パンタグラフが運転台側に1基増設されました。

 

正面

表記類はクハ1101と同じ。スカートのホースとジャンパ栓の位置がクハ1101と逆転しているものが取り付けられています。

 

側面

床下機器はVVVFインバーター類が取り付けられています。こちらもそろそろリニューアルしてほしいですね。

 

妻面

妻面は貫通扉が取り付けられ、貫通扉両脇、向かって左側の外板横にそれぞれパンタ用の配管がひかれています。

 

屋根

1本ホーンのPT71Cパンタグラフが2基取り付けられています。アンテナ、ヒューズ箱はユーザー取り付けパーツです。

増設運転台側から既設パンタグラフまでの高圧線用の配管がクーラー両脇に新たにひかれています。

 

パンタ周り

配管モールドが細かく、配管オサエや配管から先のパンタやヒューズ箱に入る配線を表現するために配管より一回り細いモールドで表現されています。

 

1編成導入

以前から購入を考えていましたが、ずっと先延ばしにしていたためやっと購入しました。

鉄コレでは6000系や伊賀、一畑、福島と製品化されましたが上田1000系は先にGM製品で登場しているためかなかなか発売されませんね。