2024(令和6)年2月に、JR山手線の高田馬場駅で発行された普通入場券です。
青色JRE地紋の感熱式指定共通券紙のマルス端末で発券されたものです。
同駅は、この券が発行された2024年2月9日を以てみどりの窓口が営業終了し、東京の心臓部路線でもある山手線の駅でさえ、所属線名が山手線ではない駅も含めると、新宿駅・日暮里駅・上野駅・秋葉原駅・東京駅・新橋駅・品川駅・目黒駅・渋谷駅の9駅しかなくなってしまいました。全30駅のうちの9駅ということは、3割しかなく、7割の駅には窓口がないことになります。
同駅は近隣に早稲田大学をはじめとした大学や専門学校が多く、また、海外からの留学生のための日本語学校などもあり、学割証などの利用が多く、窓口がなくなるとかなりの不便が想定される駅でしたので、みどりの窓口終了ということを知ったときは「来るところまで来たか」といった感じでした。
実際、窓口終了日以降の同駅にはオペレーターとコンタクトが取れる「話せる指定券発売機」が1台新設されましたが、時間帯によっては長蛇の列ができています。特に、日本語学校の学生さんは、慣れない日本語で苦労されているみたいでした。
(表)
(裏)
窓口終了最終日の昼、窓口には列が無かったので、入場券を購入しました。そのときに貰った入場券用の台紙です。
JRはインフラとはいっても「民間企業」ですから、当然ながら企業の業績改善のための合理化が必要であることは明白です。しかし、同駅の業績や混雑度など、内部の目から見て判断している訳ではありませんが、利用者の側からすれば本当に実施すべき合理化であったのか、疑問に思ってしまうこともあります。