林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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愛と青春の旅立ち-柵原ふれあい鉱山公園の旅15.

2024-02-22 | 鉄道・旅行

 15.柵原ふれあい鉱山公園の保存車両

柵原ふれあい鉱山公園には片上鉄道で使用されていた車両が保存されている。
動態保存されたディーゼル機関車が1両、
気動車が3両で全て動態保存である。
また客車も3両、貨車が5両保存されている。
さらに炭鉱の中で活躍していた坑内軌道車両も保存されていた。
一部は黄金柵原駅で保存されていたが、多くは吉ヶ原駅と、
隣接する柵原鉱山資料館横、更には駐車場の横にも保存されていた。
それらをひとつずつ丁寧に取材していく。

旧片上鉄道吉ヶ原駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の構造の地上駅で、2つのホームは構内踏切で結ばれている。
駅舎側のホームには留置車両はなく、
島式ホームの奥側に客車1両、気動車1両、貨車2両が留置されている。

 客車 ホハフ3002

1981年に国鉄のオハ35 1227を購入し、
便所、洗面所を撤去し、車掌室を設けた。
形式名の“ホ”は自重22.5t以上27.5t未満、
“ハ”は普通車、“フ”は緩急車、ブレーキ設備のある車掌室があるという意味である。

 気動車 キハ702

1936年に製造され、片上鉄道には1967年に入線した。
全長20m級の大型気動車で、前面の独自のスタイルが特徴である。
機関はDMH17C、8気筒、排気量17リットル、出力180馬力である。

 有蓋車 ワム1807

1986年に国鉄から払い下げられた10両のうちのひとつで、
原番はワム184740だった。
形式名の“ワ”は有蓋車、“ム”は自重+最大積載量が14tから16tを意味する。

 無蓋車 トラ840

1962年帝国車両で製造された無蓋車で、
鉱石の運搬のために使用された。
形式名の“ト”はトラック、つまり無蓋車、“ラ”は自重+最大積載量17t~19tの意。

駅舎側のホームの線路の先にも無蓋車が保存されていた。

 無蓋車 トラ814

1955年に中国工業で製造された無蓋車で、
硫化鋼鉄輸送のために利用された。
形式名の“ト”は無蓋車、“ラ”は自重+最大積載量17t~19tのこと。

吉ヶ原駅に近接する柵原鉱山資料館の屋外にも貨車が2両、
駐車場の横には客車が2両保存されている。

 有蓋緩急車 ワフ102

1947年日本車輌で製造されたワフ22006を、
1976年に購入して両デッキ式に改造した。
形式名の“ワ”は有蓋車、“フ”は緩急車、つまり車掌車の意である。

 無蓋車トム519

1949年に汽車会社岡山工場で製造された無蓋車で、
柵原鉱山で産出された硫化鋼鉄を運搬した。
形式名の“ト”は無蓋車、“ラ”は自重+最大積載量14t~16tの意味である。

 客車 ホハフ2004

1950年6月にナニワ工機で製造されたである。
形式名の“ホ”は自重22.5t以上27.5t未満、
“ハ”は普通車、“フ”は緩急車、つまり車掌室があるという意味である。

 客車 ホハフ2003

ホハフ2004と同様、1950年6月にナニワ工機で製造されたである。
形式名の“ホ”は自重22.5t以上27.5t未満、
“ハ”は普通車、“フ”は緩急車、つまり車掌室があるという意味である。

これらの車両を十分に取材し、ここを出て黄金柵原駅を徒歩で目指すことにした。


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