田んぼのベースを作りました。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 赤丸の部分が、今回手を入れた所です。

 田んぼ作りの参考にと、大分県は豊後高田の「田染の荘」を訪ねてから、早や2年が経とうとしています(訪問の記事)が、この間、水路の配置や田んぼの高さに悩み続け、なかなか工作に踏み出せませんでした。

田んぼ制作予定地

 

 イメージは、田染の荘のような緩やかな棚田です。

田染の荘の緩やかな棚田

 

 長い時間がかかりましたが、ついに検討を終え、田んぼのベースを作りました。

 横幅が狭く、田んぼの形に変化を付けることが難しいので、単なる階段状の田んぼになりました。田んぼの段差は、1.5mmの所と2mmの所があります。

出来上がった田んぼのベース

 

 悩みに悩んだ水路の配置は、このようになりました。

 写真上方の鉄橋を潜って田んぼ脇に流れてきて、写真下方の鉄橋を潜って、線路向こうの田んぼを潤しに流れていきます。

水路の配置

 

 田んぼの灌漑方法は「田越し灌漑」です。

 一番上の田んぼが水路から水を取り、その後は、畦を超えて、順次、下の田んぼに水が流れていきます。

 そして、道路を暗渠で越え、一番下の田んぼに達し(一番下の田んぼのベースはまだ作っていません)、再び水路に流れ込むのです。

 前述した田んぼの段差(1.5mm~2mm)は、田越し灌漑に最低源必要な段差が10cmと言われていることから決定したものです。

 手前味噌ですが、田越し灌漑については、田染の荘の訪問記事をご参照ください。

田越し灌漑の経路

 

 水路が潜る2か所の鉄橋のうち、上の写真で上方に位置する鉄橋のイメージはこんな感じで、線路のすぐ下を水が流れていきます。

 この鉄橋は、富山地方鉄道不二越・上滝線にあり、大川寺駅を出た電車が、岩峅寺駅に向かうカーブの途中で渡って行きます。

 

 もう一か所の鉄橋のイメージはコレです。

 この鉄橋は以前もお見せしましたが、大糸線の信濃木崎~稲尾間にあり、木崎湖の畔に佇んでいます。

 こっちの鉄橋は、もう一方とは異なり、水面までのクリアランスが取れるので、デッキガーダーを作りたいと思います。以前作ったトラフガーダーの橋台は煉瓦製でしたが、今度は古い感じの石積を作ってみるのも面白そうですね。

 う~ん、少しづつ盛り上がってきましたよ。今週末の3連休は頑張りましょう!

 

 本日も、ご訪問ありがとうございました。