JR貨物が九州地区向けに増備しているEF510形300番台。量産4両目となる305号機が2月15〜16日にかけて甲種輸送されました。前回の304号機は幡生操車場で見送りましたが、今回は実際に九州入りするシーンをJR門司駅で記録しました。

 

 

2月16日に九州入りしたEF510-305。右は下関行きの415系1500番台=門司駅

 

 

 

EF510-305の甲種輸送は、神戸貨物ターミナルから幡生操車場までをEF210-901が、関門トンネル区間をEH500-68がけん引しました。特に前者のけん引は3度目で「専用機」の様相です。

 

 

関門トンネルから姿を現したEH500-68けん引のEF510-305甲種輸送8463レ。疎開留置の415系鋼製車に見守られるように九州に上陸=門司駅

 

 

 

門司駅を通過するEH500-68とEF510-305。ほんのわずかの時間でしたが、ピカピカのEF510-305をかなりの至近距離で見ることができました

 

 

 

8463レはJR門司駅に午後5時20分頃に姿を現し、貨物線を通過していきました。ホームでは私を含めた十数人のファンが思い思いにシャッターを切っていました。

 

 

ファンに見守られて門司駅を通過。この先の北九州貨物ターミナルに向かうEH500-68とEF510-305

 

 

 

今回のEF510-305の甲種輸送は、個人的には撮影をスルーする予定でしたが、16日はちょうど北九州で所用があったため、せっかくなので門司駅に立ち寄りました。やはり九州入りするシーンを実際に見ると、本州とは一味違った臨場感のようなものが味わえました。

 

EF510形300番台の量産車は、本年度内にあと3両新製されるとのこと。短い間隔で甲種輸送が続くと、新鋭機の楽しみより国鉄電機が消える寂しさの方が強くなってきます。

 

 

 

 

※門司駅にはJR貨物九州支社が作成した「門司駅通過の貨物列車時刻表」が掲示されていて、「毎日新聞」でも紹介され話題になりました。当ブログでは九州鉄道記念館のイベントで公開された際に取り上げましたが、門司駅に掲示の2023年版についても追記しました