吉野特急で活躍する汎用形特急車は16000系のY08+Y51のみ4両固定であとは2両固定ですが新旧複数の形式が存在するため趣味的に面白く、撮影及び乗車する楽しみも多いです。汎用形は南大阪線内では最大8両編成で運行されるため複数の形式を連結したブツ8を見ることも出来ますが座席指定の特急列車でこれは凄いと思っており、阪奈特急の10両編成といい勝負とも思っています。


(2020.1.1 河内天美付近にて撮影)

 車庫内を移動する16400系です。同系は16000系の置き換えのために登場しましたが2編成4両のみの製造に終わり、置き換えたのは初期新造のY01とY02だけでした。この2編成は大井川鐵道に譲渡され、車番も塗装もそのままで同社の16000系として活躍していましたが現在は廃車になっています。


(2020.1.1 河内天美付近にて撮影)

 撮影した16400系はYS02ですが同系は見た目こそ標準軌路線用の22000系に似ているものの中身は大きく異なり、客室内は26000系さくらライナーのレギュラーシート車に準じた仕様になっているため「ACEがさくらライナーになってる」って思ったこともありました。また16400系は新造当初からIGBT素子のVVVFインバータ制御を採用しており、起動及び停止時の音が東武30000系に似ているため「東武で聴き慣れた音が近鉄でも聴けるとは・・・」って思ったこともありますがそういうのも趣味的に面白いところであり、近鉄特急と東武特急の比較も良いと思っています。