昨日(2月14日)の話題になりますが、JR西日本より山陽新幹線内で「こだま」として活躍する500系新幹線について、短編成化改造を行ったN700系で置き換えることが発表されました

500系新幹線といえば、デビュー時は国内最速の300㎞/h運転を行い、世界的に類を見ない円筒形の車体とカワセミのクチバシからインスピレーションを得た流線型のスタイリングが老若男女を問わず人気を集めました

 

そんな500系新幹線も花型の「のぞみ」運用からは2010年に退き、それからは8両編成に短縮され、いつの間にか営業運転を行う新幹線車両としては国内最古参の存在となっていました

2024年度から2026年度にかけてJR西日本がN700S系を4編成追加投入するため、それによって捻出された同数のN700系5000番台車(スモールA車)を短編成化改造し、500系の置き換え用に充当します

 

現在、500系V編成はV2~V4、V7~V9編成の6編成が在籍していますが、その内4編成がN700系によって置き換えられます

残り2編成については、2027年度以降も営業運転を続ける予定で、完全引退の時期は未定ながらも、現役を続ける時間はそう長くはなさそうです

 

なお、改造されるN700系については、外装は変更されず、現行の1~3・8~11・16号車を活用する形で8両編成に生まれ変わります

8~10号車のグリーン車についても、横4列配置を変更することなく、普通車指定席として活用する方針で、500系V編成の6号車が元グリーン車と同じように、限りなくロザに近い”ハザ”が引き続き連結されます

 

▲六甲トンネルを抜けて新神戸駅へ入線する500系