吉野特急で活躍する車両の中で唯一展望デッキがあり、デラックスシート車もある26000系さくらライナーですがリニューアル前はオールレギュラーシートでデラックスシートは無く、両先頭車も乗務員室直後から客室であったため定員も多かったです。リニューアル前は編成全体での定員が224名で、1両あたりの定員も56名で統一されていましたがリニューアル後は180名(車椅子対応席2名分を含む)に減少し、1両あたりの定員も40〜48名になっています。


(2019.8.13 今川にて撮影)

 通過線を走行する26000系さくらライナーです。汎用形特急車とは別運用になっており充当列車には「SL」マークが表記されていますが吉野特急には停車駅の少ない甲特急は無く全ての列車が主要駅停車なので所要時間の差は無く、車内設備の差で特別感を出していると感じられます。


(2019.8.13 今川にて撮影)

 撮影した26000系はSL02ですが同系は平日の朝に1回だけ8両運転を行っており、2編成連結のため密着連結器と電気連結器を備えていますが非貫通車両同士で連結を行うのは近鉄では同系だけであり、貴重な存在です。しかし来月16日(土)のダイヤ変更で同系の8両運転は廃止されることが決まっており、朝1回だけの名物列車も汎用形での運用に変わってしまいます。