厚木駅【神奈川県】(相模線。2011年ほか訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【簡易版】』シリーズは、
神奈川県中央部、海老名市西部に位置する相模線の駅で、小田急小田原線との乗換駅、東側には旅客営業をしていない相鉄厚木線の駅が隣接しており、そして何より海老名市にあるのに隣の市名が駅名になっている、
厚木駅 (あつぎえき。Atsugi Station) です。
 
尚、写真は2011年撮影以前と古く、現在は変化が生じています。
また、改札外の写真は2020年に小田急線を乗り鉄した際に撮影しました。
当記事本文も一部は小田急駅の記事の内容を流用しています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
厚木駅 (駅番号なし)        
 
所在地    
神奈川県海老名市 (厚木市ではありません)                
 
乗車可能路線  
JR東日本:相模線   
  
隣の駅  
茅ケ崎方……社家駅  
橋本方………海老名駅               
  
乗換可能駅  
小田急電鉄:小田原線……厚木駅まで徒歩2分 (中間改札あり)  
(※)相模鉄道:厚木線の厚木駅がJR駅に併設されていますが、相鉄厚木線は旅客営業を行っていません。      
  
訪問・撮影時  
2006年11月(旧ホーム)、2011年6月(車内より撮影)、2020年11月(駅外)    
 
 

JRの厚木駅は地平駅で、高架駅です。駅南側(茅ケ崎方)で高架を走る小田急線をくぐります。
駅舎はJR線西側かつ小田急線北側(交差地点の北西側)に1ヶ所あり、JRと小田急の共用です。一部2階建てで、2階は業務用のスペースです。
また、駅舎は小田急が管理しているため、駅名看板は小田急仕様ですが、右端にはJR東日本のロゴも描かれています。
出入口に段差はなく、改札口とホームの間もエレベーター(小田急)またはスロープ(JR)で結ばれているため、厚木駅は両社ともバリアフリー対応です。
駅舎左側にはJR線東側とを結ぶ改札外跨線橋の階段があります。駅東側からはこの跨線橋または小田急線南側にあるJR線踏切を通って西側へ回る必要があります。
尚、駅前広場はありません。駅近くを通るバス路線もありません。
写真は東を望む。駅前を左右方向(南北方向)に通る道路は県道43号線です。
 
 

こちらは2006年当時の駅舎です。駅名看板が現在とは異なります。
 
 

駅前です。北を望む。右手に駅舎があります。
駅前は郊外の住宅街といった感じで、奥に延びる県道43号線沿いには商店も混在しています。
 
 

駅舎出入口です。東を望む。
正面に自動券売機と出札窓口があり、右手に改札口があります。
改札は小田急線とJR線で分離されていませんが、JR線に乗る場合は改札を通ってから左手にある中間改札を通る必要があります。小田急線は改札口を1回通るだけでOKです。小田急線~JR線の乗換も中間改札を1回通るだけでOKです。
尚、相鉄厚木線は回送列車や非営業列車しか乗り入れない貨物線の形態になっているため、相鉄線にご乗車の場合は小田急またはJRで隣の海老名駅まで行って乗換となります。JR線より小田急線の方が相鉄線の海老名駅に素早くアクセスできます。
 
 

改札口です。南東を望む。右側が出入口です。
有人駅で、小田急電鉄の管理駅です。
交通系ICカード『PASMO』『Suica』などに対応の自動改札機が4通路並んでいて、窓口に最も近い左端が点字ブロック設置の幅広通路で、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前に小田急の出札窓口、自動券売機(小田急の特急券や通勤定期券も購入可能)が設置されています。自動券売機ではJRの近距離きっぷも購入可能ですが、JRの指定席券売機は置かれていませんので、新幹線や特急にご乗車の場合は他の駅でチケットをお求め下さい。また、JR線のみの定期券も厚木駅では購入できないと思われます。小田急の窓口はJRの『みどりの窓口』ではありません。
改札内には小田急線用の自動精算機があります。機械類はいずれもICカードのチャージが可能です。
改札口を通って左手にはJR線との乗換改札口(実質的にJR線厚木駅の改札口)があります。手前に精算窓口がありますが厚木駅下車時の乗り越し精算専用で、乗換先の乗車券をお持ちでない場合は一旦改札を出てきっぷを購入した上で再入場する形になります。
そして改札を通って正面には小田急線ホームへ向かう階段があります。ホームとの間には中2階踊り場があり、そこに多機能トイレがあります。さらに小田急線下り小田原方面1番線ホームには通常のトイレが併設されています。これらの設備はJRのみの乗車券を所持していても利用可能です。
尚、JR・小田急とも厚木駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは駅のすぐ北側、県道43号線沿いにある「ローソン」です。
 
 

こちらは小田急線~JR線の乗換改札口です。東を望む。左が小田急線改札口、右が小田急線ホーム方面です。
厚木駅からJR線に乗車する場合は小田急線改札と乗換改札口の計2回、改札口を通ります。
ICカード対応の自動改札機が並んでいて、幅広通路もあります。
左端は有人通路ですが基本的に駅員不在で、用がある場合は小田急線改札口に行くよう案内されています。
改札の先はJR線ホームで、階段orスロープでホームへと登ります。
 
 

厚木駅は単式ホーム1面1線で、現在は左側(西)のホームのみを使用しています。
かつては右(東)のホームのみを使用していましたが、改札からは構内踏切を経由する必要があり、しかも構内踏切が手動式だったため、合理化&バリアフリー化のため線路左側の側線部分にホームを新設して駅舎に隣接させ、構内踏切の解消とバリアフリー化を実現しました。
旧ホームと構内踏切は現在も解体されずに残されています。
後方で小田急線のガードをくぐります。
写真は橋本方を望む。
 
 

こちらは2006年撮影。橋本方を望む。
当時は東側ホームだけでした。
翌2007年に左の側線を覆うような形でホームが新設されました。
 
 

旧ホームの東側には相鉄厚木線の厚木駅があります。
貨物駅で、JR線経由で甲種輸送された車両の授受をはじめ、車両の留置場として使用されています。
 
 

こちらは茅ケ崎方を望む。
右が現在使用のホーム、左が旧ホームです。
 
 

茅ケ崎方を望む。
この先、小田急線をくぐって相模川沿いを南下し、茅ケ崎駅を目指します。

 

走行中の列車より橋本方を望む。
相模線は単線ですが、発車後少しの間2線になります(写真)。戦前はこの部分に相対式ホームがあったそうで、現在もその名残でこのホーム跡区間を上下列車がそれぞれ左側通行で走行しています。
右側には相鉄厚木線があり、相模線と相鉄厚木線を結ぶ渡り線も存在します。
 
この先、相鉄厚木線と並走状態で海老名駅を目指します。小田急線も海老名駅に通じていますが、JR線や相鉄線とは少し離れた場所を走ります。
   
   
あとがき  
下車(乗車)時・・・2006年 (2011年は改札を出ていません)               
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり    
飲食チェーン店・・・なし   
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。相模線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は厚木駅でも途中下車してみて下さい!
      
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)