2023/11/26 その5 リゾートビューふるさとに乗る・大糸線編 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

山中にある海の神社へ

 

これまでの旅路

 

 

 

「リゾートビューふるさと」は大糸線を北下していきます.日中に筆者が大糸線のこの区間を通るのは初めてです.

 

 

 

  穂高神社

穂高駅に到着しました.この駅では36分もの停車時間が取られていますが,

その目的は穂高駅から徒歩5分の「穂高神社」に参拝するためです.巫女さん・観光ガイドの方が案内されました.

穂高神社は「穂高見命」を御祭神としていますが,その「穂高見命」の末裔が「安曇野族」であり,はるばる北九州から海を通ってこの地域と交流があったとのことです.筆者としてはかなり強い運命を感じました.いかに,当時の日本海側海運と,「塩の道」として知られる大糸線沿線が重要であったかということがよくわかります.

 

なお,令和六年能登半島地震で大きな被害を受けた「輪島市」「珠洲市」も,歴史的には北前船をはじめとする海運で発展して「市」になったという経緯があります.現代となっては陸運では通り道ではなく,海運では船舶の高性能化が都市の発展に影響を受けたと言えます.その分独特の文化が残っており,もちろん復興を祈るのですが,完全な復興が果たせないとしても,能登半島の文化を守る意義は大いにあります.

 

穂高神社の「嶺宮」は3,190mを誇る奥穂高岳の頂上近くにありますが,この「遥拝社」を参ると,嶺宮を参った際と同じご利益があるとのことです.

穂高神社について詳しくはこちらをご覧ください.

 

 

また,穂高神社には「御船会館」という資料館がありますが,約30分の滞在時間では訪問しようがありません.再び大糸線を利用する,ということでしょうか.

というわけで時間になり,巫女さんの見送りを受けて先へ進みます.

 

  さらに北下する

「いわさきちひろ美術館」の最寄駅である信濃松川には,営業期間中停車します.

信濃大町駅です.「立山黒部アルペンルート」の東端駅であり,ここからまとまった乗車がありました.一方で,穂高駅から乗車して案内をされていたガイドの方が下車されました.

湖畔を車窓に望む路線は日本では数少ないと思います.

晩秋ということもあり,雪が積もっている場所がありました.

HB-E300系には進行方向の展望が見られるモニターがあります.白馬駅の手前,そこには線路ギリギリまで迫ったブルーシートの姿がありました.この旅で最もヒヤヒヤしたシーンでした.

そのブルーシートは運転手の手により回収され,約5分程度遅れて出発です.

白馬駅に停まっているE127系は,南小谷着13:20の列車からの回送で,折り返し南小谷発15:30の列車になります.「リゾートビューふるさと」の運転日は,南小谷駅の線路が3つとも埋まるためです.

ついに姫川を越える時がきました.

南小谷駅に到着しました.

ここまで,旅程にして4泊3日,記事掲載期間にして約3ヶ月,ようやく,主目的の「大糸線雪月花」に辿り着きました.何かと感慨深いものを,当時も,そして現在も感じています.

 

  今後の記事について

大糸線雪月花については,この旅行終了直後に記事化しておりますのでそちらをご覧ください.

さらに,その後の旅路もすでに記事化しております.

「【旅行記】23/11大糸線雪月花」は残り2記事を予定しています.最後までご覧いただけますと幸せます.

 

 

続く

 

 

 

なお,旅程の最後の記事は最初に記事にしております.