レイアウトの工作は、スチレンボードを重ねながら地形の細部を検討している段階で、お知らせできる進捗がありません。
そんな訳で、長らく更新できずにいますが、このままだと怠け癖がつきそうなので、久しぶりに投稿することにしました。
今回は、恥を忍んで、下手糞な自作の油彩画と共に、昔の旅を振り返ろうと思います。
なお、油彩画は3つとも、F50サイズ(1167mm×910mm)です。
1 函館
函館は新婚旅行で行きました。
函館と言えば夜景です。
まだ陽のあるうちから函館山に陣取り、その時を待ちました。
夕暮れと共に、街の灯りが少しづつ鮮明さを増していきます。
その輝きが頂点に達した時、妻が息を飲むのがわかりました。
さて、この絵は、函館山の麓にあるカトリック元町教会です。
教会を訪ねたのは昼間でしたが、新婚旅行の思い出として夜景を描いてみました。
「函館の教会」 2005
現地のストリートビューです。
建物の細部が異なりますね。簡単なスケッチを基に油彩画を描くので、こういうことはよくあります。あれっ!教会敷地内の樹木も無くなってますね。
2 平福
「川のある宿場町」2002?
ストリートビューでは、私がスケッチした場所には近寄れませんでした。真ん中あたりの町並みが私の描いたところになります。
私が訪ねた時は、漆喰の剥がれた土壁が風雪の痕を物語っていましたが、今はきれいに補修されているようですね。
3 ローテンブルク
ローテンブルクのレーダーボーゲンです。
フランクフルトからミュンヘンへのバス移動の途中で立ち寄りました。
訪ねたのは冬でした。冬のヨーロッパは日暮れが早く、スケッチの時間が十分にとれず、絵の下半分は、かなり創作が入っています。
この場所でスケッチをしていると、幾人かの観光客(日本人ではありません)から声をかけられました。中には私の目の前に立ってポーズをとる人もいました。日本ではそういう経験はなかったので、ちょっとびっくりしましたが、みなさんフレンドリーで良い人だったように思います。
「中世の街」1995
現地はこんな感じです。
石畳の上空にランプがあります。これを絵に入れると近景のアイキャッチができて良かったろうに、と反省していますが、私がスケッチした場所は、ちょうどランプの下あたりだったので、ランプの存在に気付いてなかったようです。
レイアウトの背景画を上手に描けるようになりたくて始めた油彩画でしたが、最近は、絵筆を握る機会がめっきり減りました。初志を貫徹して、もっと精進しなきゃダメですね。
久しぶりに自分の絵を見ると、粗ばかりが目について、ここはこうしたら良かったのに!と思う点だらけです。今ならもう少しましな絵が描けるかもしれません。
スケッチは何枚かあるので、小さな油彩を仕上げてみようかな。
本日も、ご訪問ありがとうございました。