こんにちは。
今回は、今週気になった話題についてです。
建設費の多くは、川口市の自己負担!
タイトルにもあるように、
ホームを約400億円をかけて新設するというニュースを各社が報じました。
以前から川口市がJR東日本に要望をしていたというニュースも耳にしていましたが、
今回建設費の多くを川口市が負担する形で、どうも話が前へ進んだようです。
なぜ川口市はそこまで上野東京ラインの駅を求めるのか?
そもそも、なぜ川口市は、
上野東京ライン(高崎線・宇都宮線)の停車にそこまで前のめりだったのでしょう。
埼玉県川口市は、埼玉県の最南部に位置し、
荒川を挟んで東京都北区などと接しています。
そのため都心からも近く、ベッドタウンとして人口もさいたま市に次ぐ
60万6000人の人口を擁する都市です。
しかし、その市の中心部にある川口市は京浜東北線のみが停車する駅で、
ラッシュ時には混雑が激しいようです。
そこで、川口駅を通りながら通過していく上野東京ラインの停車を、
JR東日本に求めていたという経緯です。
建設には相当なお金と期間がかかるようですが、
駅の西口に線路の移設の用地があるという事で、線路を移設しながら、
上野東京ラインのホームを新設していくようです。
上野東京ラインの駅が川口に出来るメリット&デメリット
川口市には大きいものがあるでしょう。
川口駅は、2022年のデータで乗車人員が71,000人あまりと、
埼玉県では大宮駅・浦和駅に次ぐ第三位の数を誇り、
JR東日本内では約72000人の八王子駅の次にランクインします。
毎朝八王子駅を利用していますが、
あの人員を京浜東北線1線だけで賄っていると考えれば、
確かにきついのかなとも思えます。
そこにこの区間の快速電車のような役割でもある、
上野東京ラインが停車する事で2路線で捌く事が出来るようになりますから、
混雑が緩和されるのだろうと想像も出来ます。
しかし、京浜東北線には約113,000人の乗車人員がある蒲田駅や、
77,000人の大井町駅、72,000人の大森駅もあります。
上野東京ラインと京浜東北線で遠近分離を図っているという事を考えると、
川口駅だけがというのも少し違和感があります。
川口駅利用者以外の利用者にとっては、デメリットでしかない。
川口に駅をつくってしまう事で起こる、デメリットもあります。
それは、上野東京ラインの混雑率のアップです。
現在でも北関東・埼玉方面と都心を結ぶ上野東京ラインは混雑しており、
浦和~赤羽間は上位の混雑区間でもあります。
ここに川口での停車が加わると、この区間の混雑率も部分的にアップするでしょう。
これまで赤羽で上野東京ラインを乗降し、川口を利用していた人が、
川口まで一駅分長く乗るというだけなら、そこまででもないかもしれないですが、
これまで乗り換えを嫌い京浜東北線でそのまま上野方面に行っていた人が、
川口から乗れるならと上野東京ラインに乗り換えると、
上野東京ラインの混雑率が上がってしまう結果にもなりそうです。
逆に大宮方面から川口を利用する人も流れてくるでしょう。
さらに、駅が出来ればそこに停車をするわけですから、
所要時間が当然1~2分増加します。
そうすれば、川口より遠くからの利用者にとってはデメリットになります。
駅に停まって時間が増える上に、そこから人も乗ってくる。
北関東・大宮から川口へ用事がある場合はだいぶ所要時間が短縮されますが、
そうでないより遠方の利用者からすれば、迷惑でしかない話です。
ホームを新設する運びであるという話題をお送りしました。
湘南新宿ラインのホームはつくられないそうですが、
個人的には赤羽駅も隣ですし、
得するのは川口駅利用者だけなのかなという気がします。
郊外に住んでいる人間としては、
中央線を使っていると尚更感じるのですが、
快速線と緩行線で、遠近分離は徹底した方がいいと思いますよね。
快速が停まれば快速に乗りますからね。
緩行線が空いて、快速が混むようになるだけです。
上野東京ラインは、神奈川県でも大船~藤沢に新駅設置の計画があります。
将来的に2駅出来る事になり、所要時間がこのままだと増えます。
速度アップなど、対策は練っているのでしょうかね?
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