2023年 冬の北陸旅行⑦Not 夜行?特急おやすみエクスプレス乗車記 | 風かおる 鉄の路

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Not夜行列車

北陸本線を走る特急列車と言えば、「サンダーバード」(大阪~金沢・和倉温泉)、「しらさぎ」(名古屋・米原~金沢)、そしてそれを補完する「ダイナスター」(福井~金沢)があります(2023年12月現在)。
 
でも、平日はそれに加えてさらに別の特急列車が運行されています。
その名は「おやすみエクスプレス」。
金沢→敦賀間で平日夜、片道のみ運行されている列車です。
「おやすみ」なんて名前なことからまるで夜行列車のように思えますが、翌朝どころか日付さえ越えることはありません。
平日のみ運転なことから想像がつくと思いますが、この列車は通勤輸送用列車。
逆に朝は敦賀→金沢間で「おはようエクスプレス」という名前の列車が運行されています。
 
この面白い名前の列車、もちろん北陸新幹線敦賀延伸と引き換えに廃止されることが決まっており、乗れるのは今だけ。
 
ということで、今回はこの列車に乗ってみました!
 
 
一旦チェックインしたドーミーインを出て、金沢駅の鼓門の前にやってきました。
赤くライトアップされていて綺麗ですね~
金沢に着いたときは雷雨でしたが、幸いなことに今は雨が上がっています。
 
在来線改札口にやってきました。
 
電光掲示板には「おやすみエクスプレス」の文字が出ています。
下には「ダイナスター」の文字。夜にしか見られないレア特急の名前が2つも見られます。
 
2番線に向かいます。
 
待っていると金沢総合車両所から681系しらさぎ編成3両が入線してきました!
 
流線型の顔がかっこいいです!
 
反対側から。
この編成はN12編成。実は元北越急行車。
当時は赤く塗られていて「スノーラビット」の愛称で親しまれていた車両です。

 

↑北越急行時代の塗装はこちら

 

側面には「おやすみエクスプレス 敦賀」の文字。

北陸新幹線敦賀延伸後はいつでも見られるようになる「敦賀」の文字は今はこの列車でしか見られません。

 

愛称表示器には専用の幕が用意されています。

月と星をあしらったデザインは夜走る列車にふさわしいですね。

(というか寝台列車みたいなデザインですねこれ…)

 

さっそく乗車します!

681系は偶数号車の座席モケットがグレーブルー、奇数号車がサーモンピンクになっています。

おやすみエクスプレスは全車自由席ということで、北越急行を思わせるサーモンピンクの1号車に乗車しました。

私のあとから通勤客が乗ってきて、最終的には20%くらいの乗車率になりました。

 

21:40、列車は金沢を発車。

夜の北陸本線を西へと向かいます。

 

最初の停車駅は小松。

 

続いて加賀温泉に止まります。

 

 

その次に停車したのは大聖寺。

おやすみエクスプレスを含めると、1日に下り1本、上り3本、計4本しか特急が止まらない駅です。

 

そんな比較的小さな駅ですが、北陸新幹線開業後はIRいしかわ鉄道とハピラインふくいとの境界駅となる予定です。

 

芦原温泉に停車。

 

 

福井に到着しました。

列車はこのまま敦賀まで向かいますが、敦賀まで行ってしまうと金沢に戻るのがすごく遅くなってしまうのでここで下車します。

 

間もなく開業!新幹線福井駅

ということで、福井にやってきました。
福井に来るのは1年と数ヶ月ぶりですね。
 
階段を降りていくと、その脇にこんなものが。
E2系をかたどったこちら、実はタイムカプセルなのだとか。
 
これは2005年、北陸新幹線福井駅部が着工したことを記念して封印されたタイムカプセル。
北陸新幹線敦賀延伸開業時に開封されることになっています。
ということは開封されるときはもうすぐです。
 
2005年といえば、北陸新幹線が「長野新幹線」と呼ばれ、E7系なんか影も形もなく、主力車両はE2系だった時代。

その頃から約20年の時を経て開封されるタイムカプセルに、当時の人々の新幹線への想いを感じることができました。

 

↑実際に開業時に開封されたそうです!

 

新幹線開業をあと3ヶ月後に控えた福井駅。

いろんなところに新幹線開業への期待が見て取れます。

 

例えば…

 

このパネル。

フラッシュを光らせて撮ると…

 

こんな感じに!

新幹線開業で花ひらく福井県。ますますおもしろくなりそうですね。

 

フラッシュ撮影で絵柄が浮かび上がるパネルは他にもあり、

 

ここでは…
 
こんな感じに!恐竜が浮かび上がりました!
Twitterで話題となっていたこのパネル。仕掛けが面白いですね。
 
外に出てみました。
 
相変わらず恐竜推しで、駅前には雪の中佇む恐竜たちの姿を見ることができました。
 
駅の中に戻って、こちらは新幹線側の駅舎。
すでに完成していますが、通路部分以外は立ち入りができないようになっています。
 
新幹線の改札口ときっぷ売り場にはシャッターが下ろされていて、その前には北陸新幹線を建設した「鉄道・運輸機構」の文字が。
すでに施設の管理権はJR西日本に引き渡されてはいますが、名残りでしょうか。
 
駅舎の道路側は大きな吹き抜けになっています。
準備万端といった趣で、開業が楽しみですね。
 
外から見た新幹線側駅舎。
ホームにも明かりが灯っていて、もう開業しているかのような雰囲気。
 
その反面、駅前は未だ工事が続いていて…
また恐竜のモニュメントが増えるみたいです(笑)
 
まだまだ進化を続ける福井駅でした。
 

サンダーバードで金沢へ

それでは、金沢に帰ります。
 
改札を上がると、恐竜博士の像の隣に、E7系のグランクラスシートが展示されていました。
 
一度乗ったことがありますが、いい座席。
ぜひ一度は使ってみてほしいですね。
 
乗車するのは特急サンダーバード49号。
下りサンダーバードとしては最終の列車です。
3月15日の最終運行時は大混雑となったようですね。
 
 
到着したサンダーバード49号。
最終ということもあって、車内はそこそこ混雑していました。
この列車は終点の金沢までノンストップ。
 
23:29、終点の金沢に到着しました。
 
人気も少なくなった金沢駅前。
鼓門はまだ赤々とライトアップされたきれいな姿を見せてくれました。
 
ドーミーイン金沢に戻ってお風呂に入ります。
 
※公式サイトより引用
 
雨が多少降ってきましたが、屋上の露天風呂で楽しむ天然温泉は最高でした。
 
 
 
お風呂から上がっったら湯上りサービスのアイスを食べて…
 
お部屋でこれまたサービスのなめらか洋梨プリンをいただいて、今日のしめくくりとしました。
 
ということで今度こそ2日目は終わり。
次回は最終日です!
 

 

★乗車データ

22M 特急おやすみエクスプレス 敦賀行き 金沢(21:40)②→福井(22:40)⑤ 681系N12編成

4049M 特急サンダーバード49号 金沢行き 福井(22:48)①→金沢(23:29)⑦ 683系 B32編成

※2023年12月25日乗車

 

 

次回

 

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