番外 かつてブルートレインも所属していた頃の画像より、平成13年撮影当時の旧長崎運輸センター構内 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでもご紹介しておりますように、長崎の玄関口であります長崎駅は、令和4年9月23日に西九州新幹線が開業した事に伴いまして、新たな駅としての姿を見せております。
 
 現在駅の東側は、「アミュプラザ長崎」の増床工事を行っている関係などもありまして、正面の姿は詳しく見る事はできなくなっておりますが、それでも高架工事は完了しておりますので、時より新幹線が入線・発車して行く姿を見る事ができております。
 
 そんな長崎駅構内は、画像のような駅構内の姿が見られておりまして、その下の画像にあります「長崎街道かもめ市場」と言ったテナント街も営業を行っておりまして、やはり長崎の玄関口ならではではないかと思いますが、新幹線・在来線などを利用される方を中心に既に賑わいを見せております。
 
 (長崎街道かもめ市場)
 
 こちらは乗車券売機です。以下画像は在来線側の自動券売機でありますが、それでも青・緑は新幹線も対応したタイプとなっておりまして、特に右側は指定席も購入する事もできる券売機でもあります。
 
 一方、こちらは新幹線側の券売機でありますが、在来線側にありました自動券売機と同型の券売機が2基存在しておりまして、こちらも指定席券も購入可能でありますが、指定席券対応が4基もあるだけでも大きいのではないかとも思います。
 
 さらに、こちらが新幹線・在来線の乗場でありますが、この間に精算所と言った駅員室も設けられております。こう言う所こそ新幹線・在来線交互に扱える所でもありますので、効率的でいいのではないかとも思います。
 
 (中央に駅員室があります)
 
 そして、新幹線ホームであります。現在、「かもめ」が1時間に2本前後の本数が運行されておりますが、その下の画像のN700S系新幹線電車の姿を見ましても新幹線が存在している事がわかりますが、それほどこう言った電車が走っている訳ですので、スピードアップにも貢献しているとも言ってもいいのではないかと思います。
 
 (在来線ホームより)
 
 (新幹線ホームより「かもめ」)
 
 
 さて、この長崎駅構内には、かつては長崎地区の鉄道車両の拠点でありました長崎車両センターが存在しておりました。そのため、車両の検修等は構内に存在しておりました検修庫などが存在しておりましたが、残念ながら平成26年3月に閉所されてしまいまして、機能は佐世保市の早岐駅構内に設けられております佐世保車両センターに移りまして、所属していました車両も表記は「崎サキ」には変わりませんが、それでも所属は佐世保車両センター所属と変わっております。
 
 
 それでも日中・夜間の車両の留置は引き続き行われておりまして、駅構内にYC1系気動車、駅から浦上駅方向の幸町地区に817系電車、さらには南福岡車両区の車両であります特急「かもめ」用の787系・885系各電車、415系電車の姿も見る事ができております。
 
 (幸町留置線)~上部、下部はJR九州長崎支社があります
 
 
 さて、今回ここからご紹介しますのは、平成13年に撮影しておりました、旧長崎車両センターの前身であります長崎運輸センター時代の長崎駅構内の姿を皆様にご紹介してまいります。
 
 
 まずご紹介します画像は、平成26年3月旧長崎車両センター閉所前に撮影していた画像であります。現在は上の画像2にもありますように駅ビルの工事が行われている所にあたっておりまして、かつての面影は見られなくなっております。
イメージ 1
 
 (気動車留置線)~現在は画像2のクレーン車がある位置にあたります
イメージ 9
 
 
 さて、ここからご紹介しますのは、平成13年頃に撮影しておりました旧長崎運輸センター時の画像であります。当時は寝台特急「ブルートレイン」も「さくら」・「あかつき」で各1往復で健在でありまして、「さくら」用の14系客車もこの長崎運輸センター(当時)に所属していた時でありました。また、現在の主力でありますキハ66・67系気動車は存在しておらず、キハ58系気動車(キハ28・58・65各形)が「シーサイドライナー」で健在でありまして、「SSL塗装」をまとっていた車両もあった時でもありました。

 

 

 実際に、以下画像は画像9が2番ホーム、画像10が4番ホームから撮影したものでありましたが、こうして見ましても「ブルートレイン」の14系客車の姿が多く見られるのがわかりますし、加えまして青の「SSL塗装」以外にも「九州近郊塗装」のキハ58系気動車の姿も見られるのがわかるのではないでしょうか。
 
 (2番ホームから撮影)
イメージ 2

 

 (4番ホームから撮影)
イメージ 3

 

 

 一方、先述のように「さくら」用14系客車は当時の長崎運輸センターに所属していた時でありました。そのため「崎サキ」名目で東京まで足を運んでいた頃でもありましたが、1編成にまとめられている14系客車あれば、1両単位で留置している14系客車もあるなど、当時はそういった車両の組成などもこの構内で見られていたのもわかるのではないでしょうか。
 
 (1両で留置、スハネフ14形)
イメージ 4
 
 (複数両で留置)
イメージ 5

 

 

 また、現在は存在しておりませんJR西日本所有の「あかつき」用14系客車のオハ14形「レカートシート」の姿もありました。この「レカートシート」車もブルーばかりであった編成の中で珍しい存在であっただけに、見ていて懐かしさも感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
イメージ 6

 

 

 さらに、庁舎付近には「ブルートレイン」牽引用ED76形電気機関車が留置してありました。現在、JR九州所有のED76形電気機関車は残念ながら全廃しておりますので、このようなヘッドマークが付いたED76形電気機関車の姿もなんとも懐かしく感じてしまいます。
イメージ 7

 

 

 そして、キハ58系気動車(キハ65形+キハ58形の「シーサイドライナー」の姿です。このJR九州キハ58系気動車も、当時この長崎地区と熊本地区で特に活躍していた頃でしたが、翌平成14年にはキハ66・67系気動車に置き換えられる事になりますので、まさに末期な姿であったと言ってもいいのではないでしょうか。
イメージ 8

 

 

 今回は、平成13年などの画像から旧長崎運輸センター→旧長崎車両センター構内画像をご紹介しましたが、当時は今よりも賑やかであった事がお分かりいただけたのではないかと思います。しかも、かつて所属しておりました「ブルートレイン」用の14系客車やキハ58系気動車の存在が特に賑やかであった事を伺えらせるほどでもありましたでしょうか。そんな旧長崎車両センターも、ご紹介しておりますように新たな高架の長崎駅に様変わりしておりまして、かつての姿はもう見る事はできませんが、ご紹介しました画像にもありましたように、かつてそのように駅構内が存在していた事を存じていただければと思います。
 
 (注)当時の撮影技術上、画像が少々荒れている事をご容赦ください。