再び列車での食事 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

窓の開く列車から駅弁を買ったのはいつだっただろうかと記憶を辿ると、2001年頃東北本線小山か宇都宮あたりだった。


115系中距離電車に乗って矢板にいる親戚のところへ向かう途中、ホームに立ち売りがいたので思わず窓を開けて(もともと開けていたかも?)弁当を求めたのが最後だったと思う。


あの頃までは確かに「窓を開ける」普通列車でも「車内で弁当を食べる」というのか社会的に認知されていた。


いつの頃からか、「窓を開けるのはマナー違反」という声が聞こえ出した。

旧客の「ドア開けっぱなし」世代からすると「窓ごときで何を言ってるんだ?」と思いました。


同じ頃「電車で食事するのはマナー違反か?」という事が頻繁に言われ出した。


「電車」を大きく書いたのは「電車」と「列車」を分けるためです。というのはこの手の論争に出てくる「マナー違反」の例が「地下鉄で」「山手線で」「通勤電車で」というのがほとんどで、

「新幹線ならOK」というのが大半の意見だった。

別のブログで書いてますが、今日本の鉄道利用者の8割以上が新幹線と通勤電車なので、「在来線優等列車」「普通列車(汽車)」という存在時代知らないのだろう。

したがって新幹線はOK、電車はダメという二択になる。

ところでこの議論がされるようになってから、

東海道本線列車や常磐線列車などの帰宅時間の飲酒にも厳しい目が向けられ始めた。

どちらもグリーン車がついているので「飲むならグリーン車に乗れ」という意見も見えます。


東海道本線も90年代まで大垣夜行も走っており汽車」を使った通勤に過ぎなかったため、車内飲食をとやかく言われる雰囲気はなかった。

常磐線も遅くまで仙台行き客車が走っていた名残だろうか飲酒率が高かった。


いつのまにかネット上の声が大きくなり、車内飲食や窓開けが犯罪のように言われるようになったのは残念だ。


僕も実際のところ東京近郊ではグリーン車に逃げて飲食していますが、それでも夜の東海道本線列車のボックスに酒を置いている様子や熱海行きにグループでボックスに座って弁当を食べている様子を見ると「がんばれ!」「お疲れ!」「楽しんで!」とエールを送りたくなる。



車内飲食に目くじらたてて避難する人は「自分が楽しくないのだから、お前も楽しむな」という事じゃないの?