大阪線の区間準急は主に大阪上本町〜大和朝倉間で運行され、一部榛原まで行く列車もありますが上り大阪上本町行きのみ名張始発もあり、「準急」と付く種別では比較的長い距離を走る列車になっています。以前は日中にも榛原発着があったほか下りの名張行きも運行されており、大阪上本町〜高安間のみ10両編成で運行される列車もあるなど現在よりバラエティーに富んでいました。


(2024.1.1 高安〜河内山本間にて撮影)

 河内山本付近のカーブを走る2410系W14ほかの大阪上本町行き区間準急です。緑色の種別表示と種別灯を左側のみ点灯させて走る姿は準急と何ら変わらず、高安から上本町方は停車駅も準急と同じなので八尾3駅(高安・河内山本・近鉄八尾)から鶴橋方面への移動時にこれが来たらラッキーです。


(2024.1.1 高安〜河内山本間にて撮影)

 W14の後ろに連結されていたのは1620系VG23でした。この編成は同系初の更新工事施工車ですが同編成への施工後は1220系や1422系等の2両固定車に工事が集中しているため1620系への施工再開はかなり先になりそうな気がしており、同系唯一の6両固定車であるVF41はいつ施工されるのかも気になるところです。