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「秋の乗り放題パス」も同じルールが適用されますが,ようやく,「敦賀駅」など境界駅で旅行を開始・終了した場合の例示がなされました.この場合は「青春18きっぷ」などでJR以外の路線は使用できません.境界駅で旅行を開始・終了した場合は,その境界駅はJRではなく他社の駅という扱いになります.
また,「七尾線」←→「城端線・氷見線」の通過利用はできず,行う場合は西富山駅まで戻る必要があります.
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240906_00_press_Akinorihoudaipass_1.pdf
この記事は多くご覧いただいていますが,以上を踏まえて,記事の内容を大幅に変更いたしました.正しくない情報を記載しており,申し訳ありませんでした.
7/26にも一部記事を変更しています.
3/17追記:この記事は大変多くの反響をいただいておりますが,実際の取り扱いはこの記事の内容と大きく異なる場合があります.ご注意ください.なお,筆者は2024/3/17現在,福井駅・越前花堂駅には訪問しておりません.
1/24・1/26にやや記事内容を変更しました.
この記事はおかげさまで大きな反響をいただいておりますが,当記事に限らず,当ブログの記載内容を参考にして実行した皆様の活動に対する責任は,筆者では負いかねますので,ご理解をお願いします.
2024/1/23,JR各社は「青春18きっぷ」の2024年春季の販売と,北陸新幹線敦賀開業に伴うルール変更を発表しました.価格は12,050円のままです.今回,「青春18きっぷ」の夏季・冬季の販売は告知されていません.
詳しくは以下のURLをご覧ください.
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240123_00_press_seisyun18.pdf
(JR他社も同様の発表をしています)
※2012〜2014年ごろ,特に2013年は春季・夏季・冬季を別々に青春18きっぷの販売スケジュールを分割で発表したことがありましたが,一方で整備新幹線開業の際は一括で発表されていました.記事内容を修正しています.
https://www.westjr.co.jp/press/article/2013/02/page_3258.html
https://www.westjr.co.jp/press/article/2013/06/page_3914.html
https://www.westjr.co.jp/press/article/2013/11/page_4813.htmlhttps://www.jreast.co.jp/press/2014/20141221.pdf
https://www.jreast.co.jp/press/2015/20160103.pdf
「青春18きっぷ」3/16以降の変更点
北陸新幹線 金沢〜敦賀の開業により,並行在来線は「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」に転換されますが,途中の越前花堂駅からはJR西日本の越美北線が分岐します.これにより,3/16以降は青春18きっぷの特例区間が以下に変更となります.
- 青い森鉄道 青森〜野辺地〜八戸(変更なし)
- あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道 富山〜高岡〜津幡
- ハピラインふくい 敦賀〜越前花堂
https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/01/page_24303.html
特急乗車の特例についても,JR北海道では室蘭線・根室線特急の全車指定席化に伴い,指定席の空席の利用になります.「室蘭〜東室蘭」の区間も特急列車の扱いになりますが,これまで同様に青春18きっぷでこの区間を利用できます.ただし,そのまま特急で千歳・札幌方面へ乗り越すと乗車券・指定席特急券が必要です.
記事に書くのは以上ですが,凡そ予想通りというところです.
その他のきっぷの変更
「ジャパンレールパス」については,越美北線へのアプローチは新幹線福井駅から行います.七尾線へのアプローチも金沢駅からのままです.
「しらさぎ」の乗り継ぎ割引やこれまでの割引きっぷの代替として,「EXサービス」で米原駅発着の商品を購入した場合にのみ購入できる「乗り継ぎきっぷ」が用意されます.
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240123_00_press_hokurikukippu_1.pdf
ところで
JR西日本は1/18に,乗客役の社員だけでも900人以上が参加した敦賀駅の,北陸新幹線→サンダーバード・しらさぎの乗り換えシミュレーション訓練を行い,その様子が報道されています.キャリーケースを持っている,車椅子を利用しているというような状況を持っていましたが,標準乗り換え時間が8分と設定したいたところ,13分かかったとのことでした.乗り換えの方全員が前提知識がある状態でこれでは遅延の発生に詰めろがかかっており,特に福井駅への時短効果は失われてしまいます.一般の方々はチケットを取り出すのに時間がかかる,改札で弾かれるというケースも多々あると思います.しばらくは混乱が続きそうです.
敦賀駅の南方には新幹線の車両基地があり,北陸本線と同程度のレベルになる箇所もあります.ここを利用して対面乗り換えが実現できればよかったのですが,敦賀駅はあくまで途中駅で,全線開通の暁には通過列車も設定されえます.利用者にもかなりの負担を長期間かけ続けることになりますが,このようにするしかなかったのかなと思います.特に黒部宇奈月温泉より先に向かう場合は,乗り換える列車を一つ落とし,敦賀駅の外に出ることも手かもしれません.
(富山駅までの場合,敦賀駅の外に出ると特急券の割引(幹特在特)がなくなります.新八代駅や武雄温泉駅では一時的な出場が許容されていましたが,敦賀駅ではできないと思われます.)