芳賀台停留場【栃木県】(宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線。2023年訪問)  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
栃木県芳賀町北西部、芳賀工業団地の西寄りに位置するLRT路線・宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線【愛称:ライトライン】の駅、
芳賀台停留場 (はがだいていりゅうじょう。Yuinomori-east Station) です。
 
 
停留場名  
芳賀台停留場 (駅番号:16)         
(※) 記事内にて「芳賀台駅」「芳賀台電停」と表記することがあります。   
 
所在地    
栃木県芳賀郡芳賀町          
   
路線  
宇都宮ライトレール:宇都宮芳賀ライトレール線 (別称:宇都宮・芳賀LRT、ライトライン)  
  
隣の停留場  
宇都宮駅東口方………………ゆいの杜東停留場  
芳賀・高根沢工業団地方……芳賀町工業団地管理センター前停留場                  
  
訪問・撮影時  
2023年10月  
 
 

芳賀台停留場は、JR宇都宮駅東口から東へ延び、途中までライトラインが通っていた鬼怒通りの延長上にあたる芳賀バイパスと、芳賀工業団地西部を南北方向に延びる幹線道路が交差する芳賀台交差点の東西、芳賀バイパス上(中央部)に設置されています。
芳賀台交差点の東側に下り芳賀・高根沢工業団地方面ホーム(安全地帯)が、西側に上り宇都宮駅東口方面ホームがあり、千鳥型配置となっています。
各ホームヘは芳賀バイパスを渡る横断歩道からアクセスします。横断歩道とホームの段差はスロープにより解消しており、バリアフリーに対応しています。
また、交通信号は芳賀バイパス側が青信号ではなく赤信号の直進・左折(LRTの進行を含む)→右折の順に、方向別で制御されています。LRTの進行と右折を分けることで、右折車の対向待ちによる軌道敷での停車が起因の衝突事故リスクの低減を図っています。
写真は下り芳賀・高根沢工業団地方面ホームです。芳賀台交差点南西角より東を望む。
 
 

駅前です。芳賀台交差点より北を望む。
左右方向の道路が芳賀バイパスで、道路中央を宇都宮ライトレール線が通っています。奥には南北方向の幹線道路が延びています。
右側に下りホームが、左側に上りホームがあります。
 
駅周辺は芳賀工業団地で民家、商店は見られませんが、芳賀バイパスを350mほど西へ進んで宇都宮市ゆいの杜地区に入ると沿道にロードサイド店が立ち並んでいます。
北側は一帯が芳賀工業団地ですが、本田技研工業の工場や施設が多いです。工場の周囲は森に囲まれていて、景観や環境に配慮されています。
約300m北の幹線道路東側には「けやき台公園」があります。園内にはサッカー場や公衆トイレがあります。駅訪問時、トイレに行きたくなった場合は、けやき台公園へ。
 
  
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駅前です。芳賀台交差点より南を望む。
左右方向の道路が芳賀バイパスで、道路中央を宇都宮ライトレール線が通っています。奥には南北方向の幹線道路が延びています。
左側に下りホームが、右側に上りホームがあります。
駅南側も住宅や商店は無く、芳賀工業団地が広がっています。南側は中小の工場も多く、また森に囲まれていない工場も多く、工業団地らしい風景になっています。
約800m南には栃木ヘリポートがあり、その周辺にヘリコプターの事業所が数軒あります(Wikipediaより)。
栃木ヘリポートの南側は工業団地外で、住宅が少なく畑や雑木林が広がっています。
また、約2.2km南の宇都宮市との境界部には「唐桶溜(かろけのため)」というため池があり、池の西側には芝生広場やすべり台を有する唐桶宗山公園があります。
尚、唐桶溜へは芳賀台駅よりも「ゆいの杜中央駅」や「ゆいの杜東駅」からの方が近いです(ともに駅から唐桶溜まで約1.6kmの移動距離です)。
 
  

芳賀台交差点東側にある下り1番線芳賀・高根沢工業団地方面ホームへの出入口です。東(芳賀・高根沢工業団地方面ホーム方)を望む。
横断歩道に面して傾斜が緩いスロープがあり、登った先にホームがあります。
無人駅かつ車内収受方式なので、改札口はありません。
尚、ICカードのチャージは車内で可能です。
ICカードをお持ちでない場合はホームにある整理券発行機を利用して整理券を受け取り、下車時に運転士に整理券を提示して運賃をお支払い下さい。
 
 

下り1番線ホームの駅名標です。非電照式ですが、ホーム上屋の照明により夜間でも見やすくなっています。
黒地に白文字で、下部は宇都宮ライトレール線のラインカラーである黄色に塗られており、英字は黒文字になっています。
駅番号「16」が併記されています。
下部には時刻表、運賃表、路線図、駅周辺地図などが掲示されています。
ちなみにライトラインは車内精算方式で、駅構内には整理券発行機以外の設備がありません。 
ICカードで乗降する場合は各扉脇にあるICカードリーダーにタッチして下さい。チャージは車内の運賃箱で可能です。
ICカード以外でご利用の場合、乗車はどの扉でも大丈夫ですが、は最前部の扉から下車する必要があります。 
 
 

このほかにも下部に駅周辺の名所・名物にちなんだ写真が載せられている駅名標があります(下写真に少し写っています)。
唐桶溜の写真が大きく掲載されています。
写真は下り1番線ホームの駅名標です。
 
 

写真は駅前交差点東側にある下り芳賀・高根沢工業団地方面1番線ホームです。東(芳賀・高根沢工業団地方)を望む。
後方が出入口と芳賀台交差点です。
 
駅構造……地平駅(東西方向)。
配線………千鳥式ホーム2面2線(相対式)。
  
写真の下り芳賀・高根沢工業団地方面ホームが1番線で駅前交差点の東側にあり、
上り宇都宮駅東口ホームが2番線で、芳賀台交差点の西側にあります。
  
ホーム有効長……30m(1編成分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………併用軌道区間にある駅にしては広く、車いす通行可能です。
上屋(屋根)………ホームのほぼ全体を覆っています(両端とスロープは雨ざらし)。 
ホーム上設備……ベンチ、整理券発行機。
 
LRTは超低床車両のため、ホーム高さは低く、ホームと車両の段差もほぼゼロです。
ホームには点字ブロックも設置されており、バリアフリー化されています。
中央部付近にはLCD式の発車標が上家から吊り下げられています。
また、ホームの背面はガラス張りになっていて、車道を走る自動車が気にならないよう、逆に自動車からは電停の様子が気にならないよう、配慮がなされています(と推測しますw)。
 
 


1番線より宇都宮駅東口方を望む。
上写真、ホーム手前側の芳賀・高根沢工業団地方の端付近には配電盤などが置かれていて、実質のホーム幅が狭くなっています。
下写真右側には整理券発行機が写っています。
  
 

1番線より宇都宮駅東口方を望む。
ホーム端からスロープが延びており、その先に芳賀台交差点があります。
芳賀台交差点の向こう側には上り宇都宮駅東口方面2番線ホームが見えます。
 
 

1番線より芳賀・高根沢工業団地方を望む。
芳賀台交差点と反対側には出入口がありません。
この先、沿道に芳賀工業団地の工場が建ち並ぶ芳賀バイパスの中央部を併用軌道区間でほぼ一直線に東南東へ走ると、管理センター前交差点の手前(西側)に位置する芳賀町工業団地管理センター前停留場へと至ります。次駅までの距離がわずか0.5kmであり、直線主体で見通しが良いため、芳賀台停留場から肉眼で芳賀町工業団地管理センター前停留場のホームを確認できます。
 
 

上り宇都宮駅東口方面2番線ホームの背面です。芳賀台交差点南西角より北西を望む。
側面は前述のようにガラス張りで、背面(車道側)にも駅名標が掲出されています。
 
 




こちらは芳賀台交差点西側にある上り宇都宮駅東口方面2番線ホームです。
西(宇都宮駅東口方)を望む。
後方(東側)が出入口と芳賀台交差点です。
 
ホーム構造・設備は概ね前述の1番線ホームと同じです。
 
 


2番線より芳賀・高根沢工業団地方を望む。
 
 

2番線より芳賀・高根沢工業団地方を望む。
ホーム端からスロープが延びており、その先に芳賀台交差点があります。
芳賀台交差点の向こう側には下り芳賀・高根沢工業団地方面1番線ホームが見えます。
 
 

2番線より宇都宮駅東口方を望む。
この先、沿道に芳賀工業団地の工場が建ち並ぶ芳賀バイパスの中央部を併用軌道区間でほぼ一直線に西北西へ走りますが、やがて宇都宮市に変わると「ゆいの杜地区」に入り、沿道が工場から大きな駐車場を有する多くのロードサイド店へと大きく変わります。そして緩やかに左へカーブして進路を西に変えると、ほどなくして「ゆいの杜東停留場」へと至ります。「ゆいの杜東停留場」までの距離は0.7kmと遠くありませんが、途中にカーブがあるため、芳賀台停留場から「ゆいの杜東停留場」を見ることができません。
  
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年           
 
2023年8月26日の開業から約1か月半後の三連休に訪問しました。千鳥式ホーム2面2線で、上下線とも交差点を通過した先にホーム(安全地帯)があります。駅前は駅名からは想像できい、工場だらけの風景が広がっています。私の訪問時は他の客がおらず、土休日は乗降人員がライトラインの中で最小になりそうな駅です。
   
鉄路のみで (ルートは一例です)  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       東北新幹線or上野東京ライン経由宇都宮線で宇都宮駅下車。

       ライトラインに乗換。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。

       東海道新幹線で東京駅まで。以降は上記と同じ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約400m西、ゆいの杜地区にある「セブン-イレブン」)   
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は約500m西、ゆいの杜地区にある「幸楽苑」)      
  
大阪からの到達難易度はやや高いですが、宇都宮ライトレール線【愛称:ライトライン】を乗り鉄の際は、ぜひ一度は芳賀台電停でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:宇都宮ライトレールのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)