西武4000系初の廃車、4015F

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画像は2012年1月28日に所沢で撮影した、4015F。12年前だが、改良前の所沢駅、4000系8両編成の快速急行。全てが過去の光景となってしまった。

 

4000系は秩父鉄道乗り入れ対応するため、当時あった非冷房の101系を廃車にしたうえで足回りを再利用した、西武で唯一の2ドアのクロスシート車両で、8500系とともに当時のライオンズカラーに塗装された車両である。丁度、通勤車両では2000N系が出始めたころである。

 

今回、秩父鉄道乗り入れや秩父方面の運用縮小による余剰が発生したための廃車と思われ、部品取りの意味合いもあろう。西武を代表するFS-372台車も101N系、9000系、2000N系、10000系ぐらいになってきている。

 

ただ、元が101系で足回りは50年を迎えようとしていて、東武の6050系もそうだが、かなり限界に近いのではないだろうか。車体にしても35年経過していて、時期的にも廃車になってもおかしくはない。

 

東武は20000系が譲渡や日光地区に投入されたが、秩父鉄道にしても通勤型がほとんどだし、観光地を走るとはいえ、トイレなしのロングシート車が出てくるのは決して珍しくはない。

 

今後はいわゆるサステナ車両が走るのだろうが、秩父鉄道との乗り入れはどうなるのか、その点も気にはなる。

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