錦川鉄道の「清流みはらし列車」の乗車記です。
前編からの続きです。
北河内(きたごうち)駅で列車交換を済ませると、さらにきれいな錦川の川面が見えてきます。
水も透き通っていて、錦川清流線の名前の通りです。
次が「清流みはらし列車」のメインイベント。
この列車に乗らないと停車しない臨時駅「(臨)清流みはらし駅」に停車します。
「(臨)清流みはらし駅」に行けるのは月1回だけ!?
(臨)清流みはらし駅は、錦川の眺望が良い場所に2019(平成31) 年3月に開業した新しい駅で、道路が通じていないことから、「清流みはらし列車」に乗らないと到達できない秘境駅とされています。

それならその列車に乗ればいいと思うのですが、「清流みはらし列車」は月に1回程度しか運行されていないため、到達できる日も限られていることになります。
白い屋根は岩国の観光名所「錦帯橋」をイメージしたとのことです。

そして、いよいよ到着!
ホームは2両分あるのですが、ホーム前方の山側には滝があるため、やや後ろ寄りに停車するため前1両しかドアは開きません。
駅舎に隣接している新しい建物は、1階がトイレ、2階が観光・鉄道資料館です。

観光・鉄道資料館となれば、拝見しないわけにはいかないですね。
中はこじんまりした感じで、、国鉄時代の写真やジオラマが展示されていました。

「清流みはらし列車」は、車内でお弁当を食べながら錦川を眺めつつ、(臨)清流みはらし駅に降り立つのが目的というシンプルな観光列車でした。
片道のみで乗車時間も約90分ですので、その後の行程を工夫したいものです。
錦町駅の先には?
ということで、錦町駅を出て、路線の終端部へ。
国鉄岩日線は、この先、山口線の日原(にちはら)駅までつながる予定で工事が進んでいたのですが、開通することなく凍結されてしまいました。

しかし途中までは路盤も完成していたことから、錦町駅~雙津峡温泉(そうづきょうおんせん)駅間は観光利用できるように、「とことこトレイン」という乗り物が運行されています。
次回は「とことこトレイン」の乗車記をお伝えします。
その他、JRの臨時駅は、以下の記事をご参照ください。