宇都宮ライトレールに乗ってみた①
栃木県の県庁所在地、宇都宮市には2023年8月に宇都宮ライトレールが新規に開業しました。
富山のライトレールは既存の線路を活用したものなので完全新規開業は75年ぶりとなります。
運転区間は宇都宮駅東口〜芳賀・高根沢工業団地、19の停留所があり、距離は14.6kmあります。
新幹線を降りて、東口に歩いていくと、始発である宇都宮駅東口停留所があります。
ここで1日券を購入、1,000円で1日乗り放題となります。
首から下げる珍しい方式で特に乗務員に提示する必要はありません。
それもそのはずで、乗り方がバスや電車とちょっと異なります。
交通系ICカードの場合、乗降時に各出入口にあるリーダーにタッチする方式なのですが、宇都宮ライトレールは3両編成かつワンマン運転でもどこからでも乗り降りできます。
これは便利。
では現金の場合はどうなるかというと停留所にある発券機で整理券を発券し乗車、降りるときは一番前の乗務員がいる出入口で精算するという方式です。
不正乗車がされないのか心配になりますが、駅や車内には多数のカメラもあるでしょうし、そういった悪い人は殆どいないのが日本でも海外でもLRTでは普通のようです。
初見で乗る人はまずは宇都宮駅から乗るでしょうし、係員がきちんと案内しているようだったので問題はほぼ無いと思いますが、整理券を取り忘れてしまいそうだなと思いました。
ライトレールは平日は8分間隔、土日祝は12分間隔となります。
宇都宮駅東口では整列乗車が行われており、下車が完了すると一旦ドアが閉まり、忘れ物のチェックや運転士の移動が完了すると再度ドアが開きます。
私が乗車した日は大学共通テストがあったせいか学生が結構乗っていました。
そのため、一番乗降が多かったのは宇都宮大学陽東キャンパス停留所でした。
ここにはベルモールという複合商業施設もあり、復路でも沢山の人が乗ってきました。
私が一番最初に下車したのは平石停留所です。
平石は2面4線という配置なのですが、快速運転が始まった際にはここで退避が行われる予定のようです。
また近くには車両基地もあり、平石発着の列車も設定されているようです。
車両基地の目の前へ行く道路は工事中だったので近づけませんでした。
ライトレールができた大きな理由として交通渋滞の解消も1つの理由としてあるのですが、そのためパーク・アンド・ライドのための駐車場も設置されており、たくさんの車が停まっていました。
街として出来上がった場所に新規で開通した路線ということもあってか国道をパスするためなど急勾配を登る場面が多かったように感じます。
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②へ続く