2023.12.30 波瀾続きの2023年〆は北関東・会津へ。ドタバタと初めてを濃縮した年末⑦ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

束の間の36分間の“地獄から天国”のSL旅。

や、地獄なんつーのは


外人の指定席占拠


しかないんだけど(苦笑)

あの顛末を思い出す度、日本の特急列車(とりわけ東武特急)のルールを無視した振る舞いには

改めて怒りを覚え、鎮まることは当分無いのではないかと感じるくらいである。

今後も東武特急を使う機会は折々にありそうだが、次に同じようなことが起きたとしたら相当に

怒りの矛先が関係方面に向いてしまうのでは…と危惧している。


このような事例は、インバウンド需要の高まりと共に増えているとみられる。

(現に、富士山麓電気鉄道に直通するJR東日本の特急「富士回遊」でも聞かれる)

改めて関係鉄道会社においては、所謂ジャパニーズ・ルールの周知に努力していただきたい。


じわり、違う“地獄”に歩む北への鉄路


さて、新藤原行き普通電車に乗り換え、さらに北への鉄路を歩み続ける。

自動放送の声の主は、お馴染み久野知美さんとクリステル・チアリさんだ。

殊に久野さんは昨年末新著作「近鉄とファン大研究読本」を上梓、先日重版決定との由。

是非久野さんには、東武鉄道(と野岩鉄道)にも取り組んで欲しいとか思いつつ…

鬼怒川公園に着くと、先程回送されていた253系がここに?!


そして到着するや否や、入れ替わりにすぐ鬼怒川温泉方面に再発車してしまった。

単線路線の車両のやり繰りは、なかなかに大変なのだと思うひとコマであった。


そして、さらにゆっくり北上を続けて、車窓右手に見えてきたのは…!


6050系2編成!



東武鉄道との相互直通が活発だった頃は、極めて日常的に、当たり前に見られていた光景。

それも最近は、すっかり珍しいものになってしまっていた。

とりわけ2023年は、2月に61103Fが改装工事に入るために営業運転を離脱して以来61102Fが

1編成のみでひたすら野岩鉄道線内を奮闘する姿が見られ…

その61102Fも検査で離脱すると、6050系そのものが姿を消してしまう事態になっていた。

ようやく61103Fが諸手続きに目処がついて“戻り”、久々の現有2編成並びが実現…


…と、この新藤原行き到着と入れ替わりに発車する野岩鉄道からの鬼怒川温泉行き列車は?!


と、4番線にいたのは、スカイツリートレイン!


今回は野岩鉄道臨時列車運転と、まだ61103Fが営業入りできないため定期運用に再度貸出。

この1年で、すっかり野岩鉄道のピンチヒッターとして定着した感がある。


こちらの到着と同時に、すぐに鬼怒川温泉に向けて発車!


ちょちょちょ、早いっ!!


本当はもうちょっとしっかり撮りたかったのに、なんとも中途半端な見送りに。

この後、行く先々で微妙な動きに翻弄されていくことになっていく。


さて、定期列車が発車して新藤原駅構内に静寂が訪れた。

たまに等時間隔で聞こえてくるのは、20400系の車外自動アナウンスのみ。

落ち着いた久野さんの注意喚起の声だけが、新藤原駅の構内で響いている。

電留線の6050系は、まだどちらも通電されていない。


フリーきっぷの購入もあり、一度改札を抜ける。


…それにしても、やっぱり雪が少ない。


というか、ない!!


しかも、寒いのは寒いが、前年の今頃ほどでもない。

駅員氏に聞くと、今シーズンはとりわけ雪が少なく暖かいそうである。


今回の臨時列車運転の知らせは、駅の時刻表にもしっかり掲出。

待合室には、既に同じ臨時列車目当ての人が待つ姿もあった。

駅員氏に入線時間を尋ねたら「11時頃ですね」との由なので、自分も少し一休みすることに。


…さて、入線数分前に再び2番ホームを歩き…

10:59。


本社前の電留線から、61102F入線!


意外なことに、この場所から入線を撮影するのは初めてのことである。

というか、前年は時間設定を誤って撮り損ねたんだったっけか?

それだけに、ようやく満願成就といったところであるが…


いろいろ遅すぎる。


こういう部分の折々に栃木方面の気難しさが垣間見えるが…

それもだんだんクリアになってきているかな。