これまでの旅路
「観光普通列車」編がその3・その4に当たりますので,この記事は「その5」とさせていただきます.
この日は長野に投宿しました.新潟県に行く機会は今後もありそうですが,長野県に行く機会は今後もあまり増えそうにないです.そこで,一度乗っておきたかった車両に乗車します.
左側に停車している2100系「スノーモンキー」に乗車します.「成田エクスプレス」で活躍した253系を改造して投入されました.隣には東京メトロ03系を改造した3000系がおり,一見すると東京の地下鉄のようです.しかし,長野電鉄の地下線は地下鉄で使用できない車両も使用できる構造になっています.
早速乗ってみましょう.
ご覧の通り,2・3号車では253系ならではの特急車らしからぬ集団見合い式シート配置は健在です.しかも,このシートはリクライニングできません.
飛行機のような荷棚,読書灯もそのままです.いくら国際空港に乗り入れる列車であるからといって,飛行機や海外の鉄道車両を真似たのはこの車両くらいです.
他の長野電鉄の車両同様,トイレはありません.トイレだった部分は「機器室」になっています.さらに,洗面台は埋め立てられており,その部分には鏡だけが残っています.朝の身支度にはちょうど良いかもしれません.
車内の各種LED表示は生きています.
1号車は通常通りの回転リクライニングシートが付いています.長野電鉄の特急には停車駅の違いで「A・B」に別れますが,スノーモンキーのA特急は1号車が指定席になります.
並びをもう1枚.
意図したわけではありませんが,鞄の色が一致していました.
それでは,JR東日本特急車の4音チャイムを聞いて,発車します.
続く