僅か36分間の乗車ながら、きめ細やかなホスピタリティ、おもてなしで満足度高いSL大樹の旅。
まだまだ乗っていたい!長い距離を乗りたい!
そんな気持ちを抑えながら、定刻で鬼怒川温泉駅に降り立った。
本当の目的地は、まだまだ先。
せっかくなので、この日お世話になったアテンダントさんに挨拶し記念撮影をお願い。
右のアテンダントさんは、昨年4月以来の再会。
漸く念願成就で乗車することができた。
また必ず乗車を!
そう誓って、この日はお別れとした。
多々お世話になり、改めて御礼申し上げたい。
このブログを読んでくれているかどうかは、知らんけど( ・∇・)
もちろん、C11形蒸気機関車との思い出もさらにその先へ。
気持ちだけは昭和時代にタイムスリップできる、稀有で大切な場所はこれからも。
考えてみたら、C11形蒸気機関車の牽引するSL列車に乗ったのは今回が初めてだった。
20年前に大井川鐵道に行った時には、千頭まで電車で往復したのみで終わっていて、後年両親が
バスツアーで静岡を訪れた際に短区間ながら乗車して先を越されているw
そもそもSL列車に複数回乗車しているのは秩父鉄道のパレオエクスプレスくらいで、その他には
JR東日本のSL奥利根号を高崎→新前橋間、更にSL新春碓氷号に高崎→横川間で乗った程度。
そんなところに、253系が回送で4番線に入ってきたが…
ほんの僅か停車して、すぐに鬼怒川公園方面へ。
これは??
そして、14系客車を1・2番ホーム側から改めて眺める。
すっかりここでは見慣れた風景。
また今度!
そして、転車台広場に向かっていくC11 325号機を観光客と共に見送る。
綺麗に整備された姿は、やはり美しい。
昭和の現役時代を知る方々にとっては「綺麗すぎる」と思う口もあるやもしれないが。
それはそれとして、これからの走りを永く見守っていきたいものだ。
たくさんのギャラリーが待つ転車台へ、ゆっくり踏み出していく。
…その姿はまるで、たくさんのファンが待つステージへ歩き出すスターの後ろ姿みたいだ。
もちろん、そんな派手で賑々しい黄色い歓声なぞありはしないけれど。
ギャラリーが見つめる眼差しに、そんなイメージを連想させられた“昭和生まれ”の自分であった。
いざや回転!
を今回はホームから見守りたいところであったのだが…
惜しい!
新藤原行き到着!!
…ということで、自分はさらに北へ足を進めていく。
珍しくSLに(減りつつある)後ろ髪を引かれながら、この旅の主目的に向けて一歩ずつ。