函館駅【北海道】(函館本線。2016年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
北海道南部、港湾都市かつ観光都市である函館市の代表駅で、中心市街地に位置する函館本線起点駅、そして青函連絡船時代は北海道鉄道網の玄関口であった重要な駅、
函館駅 (はこだてえき。Hakodate Station) です。
 
尚、写真は2016年撮影のものが多く、古いです。現在は状況が変化しています。ご了承下さい。
  
  
駅名  
函館駅 (H 75)
 
所在地    
北海道函館市    
 
乗車可能路線  
JR北海道:函館本線、(道南いさりび鉄道線列車)  
 
隣の駅  
旭川方……五稜郭駅  
  
乗換可能駅  
函館市電:本線(函館どつく前・谷地頭方面)大森線(湯の川方面)    

……函館駅前停留場まで徒歩6分  
  
訪問・撮影時  
20011年1月、2015年5月、2016年4月    
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1902年開業)。
駅舎………………東側に2階建ての斬新なデザインのレトロな駅舎があります。
出入口……………東側(電停側。中央口)、南側(西口)、西側(海側。北口)。
バリアフリー……○(駅出入口~ホーム間に段差なし。但し、非対応の車両あり)。
点字ブロック……駅前広場~駅出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………東側にあり(バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています)。
 
 

駅舎です。西を望む。
かつては三角屋根の駅舎でしたが、2003年に現在の駅舎へと改築されました。
現在は駅舎左奥に「JRイン函館」のビルが建っています。
東側には大きな駅前広場が整備されています。
後方左に函館市電の函館駅前電停が、前方左手に函館朝市があります。
 
 

駅前です。左を望む。後方が駅舎で、手前に駅前広場があります。
前方右に函館駅前交差点があり、その右の国道279号線上に函館駅前電停があります。
函館朝市は右側(南側)です。
 
駅前は函館市の中心市街地で、商店が多いですが、ホテルも多いです。
以前は函館駅前交差点の先、左に「和光デパート(WAKOデパート)」、右に「棒二森屋」と、2つの百貨店がありましたが、駅前の求心力低下によりいずれも閉店となりました。現在は「和光」の跡地に複合ビル「キラリス函館」が建っています。
 
 

駅前です。駅前広場より南西を望む。
右に函館駅舎があり、左が函館駅前電停方面です。奥には函館山が見えます。
正面右手に函館朝市があります。その右手一帯が函館港で、駅近くの青函連絡船桟橋跡にはかつて青函連絡船で活躍していた「摩周丸」が係留されており、現在は博物館船「函館市青函連絡船記念館摩周丸」として入船・見学可能となっています(有料)。
 
 

改札口です。西を望む。後方に中央口、左手に西口と北口があります。
駅舎は2階建てですが、改札口付近は吹き抜けになっています。
 
駅員配置………あり(直営駅かつ管理駅)。
自動改札機……あり(6通路)。   
幅広通路………窓口に面した右端有人通路のみ。点字ブロック設置。
ICカード………エリア外(2024年春に利用開始予定)。
窓口……………改札窓口および右手前『みどりの窓口』。
自動券売機……あり(右手前。ICチャージ不可。現在は左側へ移設。話せる券売機併設)。
自動精算機……なし(窓口へ申し出て下さい)。
トイレ…………あり(改札内外。改札外のみ多機能トイレ併設)。
付帯設備………待合室・飲料自動販売機(改札外)。 
売店……………△(改札外に駅弁販売店あり)。  
コンビニ………あり(改札外に「セブン-イレブン(ミニ店舗)」あり)。
 
1階の左側と2階には店舗があります(2階はレストラン街、図書館「いるか文庫」など)。
 
そして改札口を通り、右へ分かれる各通路へと進むと各ホームです。段差はスロープにより解消しており、函館駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札内通路には函館本線の起点であることを示す0kmポストのモニュメントがあります。
右側の線路終端部には正式な0kmポストがあります。
尚、函館は寒冷地であり、コンコースの保温のためホームとの間には扉が設置されています。
 
 

吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
JR北海道の標準デザインで、駅ナンバリング「H 75」が併記されています。
 
 

 

駅構造……地平駅。南南西~北北東方向。ホームはカーブを描いています。
配線………頭端式ホーム4面8線(島式構造)。
 
右端のホーム(東)が右から1番線・2番線、その左ホームが右から3番線・4番線、さらに左ホームが右から5番線・6番線、そして左端のホーム(西)が右から7番線・8番線の順です。
1・2番線は非電化です。
 
1~4番線は函館本線普通列車(はこだてライナーを除く)と道南いさりび鉄道線列車が使用します(一部列車は5番線に発着)。
5・6番線は新函館北斗行き新幹線アクセス列車『はこだてライナー』専用ホームです。
7・8番線は函館本線特急『北斗』が使用します(臨時特急列車は4番線または8番線を使用)。
8番線の外には機回し線があり、8番線のみが機回し可能です。8番線には
 
ホーム有効長……1・2番3両・3・4番13両、5番~8番15両(推測)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………手前の終端方は標準レベルですが、5・6番を除く旭川方(奥)は狭いです。
上屋(屋根)………1・2番と5~8番は全長にわたり設置。3・4番は終端方(手前)の8両弱分のみ。 
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機。ベンチの数は少ないです。
 
各ホーム終端部(後方)で通路と接続しており(扉あり)、通路の右側に改札口があります。
   
上写真は4番線より、下写真は7番線より、2枚とも旭川方を望む。
 
 

 

上写真は5番線より、下写真は6番線より、いずれも終端方を望む。2015年撮影。
左から1番線~8番線の順です。
ホームは青函連絡船(青函航路)接続時代の名残で、終端部へ向かって右へカーブしています。
 
 

また、8番線旭川方の左側(海側)には車庫があり、転車台も設置されています。
撮影した2016年当時(北海道新幹線開業直後)は、運用を失った青函特急用789系0番台が疎開留置されていました(その後、札幌~旭川間特急『ライラック』に転用)。
 
 

6番線より旭川方を望む。2011年撮影。
電化区間で、道南いさりび鉄道線方面は本州まで続いていますが、札幌方面は新函館北斗駅までです。
この先、右手に市街地を、左手に港湾地区の倉庫街・工場街を見て北上を続けると、五稜郭駅へと至ります。当駅から道南いさりび鉄道線(旧・江差線)が西へ分岐します。
 
 

 

上写真は4番線より、下写真は5番線・6番線より、いずれも終端方を望む。
改札内通路の手前に車止めがあります。
上写真の4・5番線終端部には0kmポストがあり、裏手の通路側には前述のモニュメントがあります。
また、ホームと通路の境界には扉が設置されています。
 
 

 

上写真は7番線より、下写真は8番線より、いずれも終端方を望む。
右端の8番線のみ機回し線があり、そのため線路が少し先まで延びているものの、写真奥で行き止まりになっています。
青函連絡船と接続していた頃は線路とホームがもっと前方へ、桟橋へ向けて右へカーブしながら延びていましたが、連絡船の廃止後は桟橋側の線路とホームが撤去され、駅全体が旭川方へ移転した形になっています。
  
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2003年、2004年、2006年、2011年、2012年、2015年、2016年            
 
かつては青函連絡船の桟橋と結ばれていたためスルー構造でしたが、連絡船廃止後は頭端式ホームになりました。駅舎は2000年代前半に現在のものに改築されました。駅前は市街地が広がっていますが、デパートが閉店になるなど活気に欠ける印象です。一方、駅のすぐ南側には函館朝市があり、観光客で賑わっています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可、日帰り往復可。東北・北海道新幹線~函館本線の乗継。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。東海道新幹線~東京から同上。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅構内に「セブン-イレブン」あり)   
飲食チェーン店・・・あり (駅構内に「タリーズコーヒー」あり)     
 
東京、大阪とも到達難易度は非常に高いですが、
函館本線および道南いさりび鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は函館駅も観察してみて下さい!
そして函館観光の際はぜひ函館本線をまたは道南いさりび鉄道線をご利用になり、函館駅も観察してみて下さい!
  
(参考:JR北海道のHP、Google地図、Wikipedia)