京都鉄道博物館特別企画「銀河鉄道999展」 2023年12月9日から開催されています。
SLスチーム号はヘッドマークを999にして、栄光のC62 2 スワローエンジェルが牽くとのこと、これは行っておかなければ!と開催2週目に馳せ参じました。
事故原因の詳細は報じられていませんが、憶測ですがケアレスミスだったんじゃないかと。
赤丸内の「逆転軸腕」この上の逆転機内で圧縮空気が送られ、逆転棒でギアチェンジ、蒸気機関車の前後退を操作します。
写真現状態は前に傾いていて、前進する状態です。
逆転棒が引かれて、逆転軸腕が引き起こされ直立状態だと後退します。
逆走事故の原因はこの操作忘れか、運転室で操作する逆転ネジが最後まで充分に回されていなかったのでは?…と思われるのですが。
2021年7月にはC61 2が別の原因で脱輪事故を起こしているようです。その時は、「手歯止め」の外し忘れが原因だったとのこと。
SL スチーム号 最終便16:00発の到着後には、ホーム外に後退、客車を押していき、その後、機関車が切り離され単独に、運行後の終業作業がイベントとして見学できます。
係員の手旗誘導でゆっくり前進していきます。
機関車が間近で通り過ぎると、ボイラーから放たれる熱がモワッと伝わってきます。
天気は曇っていましたが、そこそこ気温が低かったのでスチームや煙が濃かったです。
ターンテーブルに載りに入ります。職員数人により、安全のため見学通路はチェーン柵で遮断されます。
ターンテーブルに載りました。
大型のC62は ターンテーブルの長さギリギリの車長でした。
隣の整備線に転線しますが、ギャラリーへのサービスでターンテーブルを1周させて、汽笛を鳴らしてくれます。
ターンテーブルは電動でけっこう速いスピードで回ります。N模型のターンテーブルの回転速度の印象より速い感じ。
整備線に入り、ゆっくり逆進してきます。
時刻は16:30過ぎ、冬至に近い日では暗くなるのも早く、照明灯が点灯されました。
係員に手旗で誘導され、定位置で停止。
石炭の燃え滓を火室下からアッシュピットで落とします。
赤く燃えている石炭滓を軌間内の溝にザラザラと掻き落とし…石炭の香りが漂います。
石炭滓を落としたら、高圧洗浄機で隙間に溜まった煤を洗い飛ばします。