川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

富山地方鉄道の路面電車を撮る①

既報の通り、新年早々に能登地方を震源とする大地震が発生しましたが、実は昨年その被災地のひとつである富山市へ、所用で赴いておりました。

そのついでに趣味活動もしてきたので、今回はそのご報告となります。

 

富山県には色々鉄道が通っておりますが、今回のターゲットはこちら。

北陸地方最大の私鉄である富山地方鉄道でございます。

 

富山地鉄は普通の鉄道のほか、富山市中心部で路面電車の2種類を運営しており、前者は1度だけ撮影したことがあったのですが、後者は1度も機会がありませんでした。

今回は所用ついでゆえ半日しか時間が取れませんが、滅多にない富山詣での機会を生かして、富山地鉄路面電車を撮影しようという魂胆でございます。

 

 

所用は富山市内で午後から始まるので、ちょっと早い新幹線で前乗りすることに。

というわけでまずは東京駅へ。

在来線コンコース内には、3月16日に迫った北陸新幹線 敦賀開業をアピールする看板が立っていました。

東京からだと東海道新幹線を使った米原経由と大差ないですが、それでも福井県まで直通のインパクトは大きいですね。

 

今回は最速種別の「かがやき」で富山駅を目指します。

敦賀開業後も金沢止まりの「かがやき」自体は1往復残るようですが、おそらく夜間帯の最終便でしょうから、定期便で明るい時間帯に金沢行きの表示が見られるのは3月までとなるんじゃないでしょうか。

 

そんな「かがやき」に揺られて一路北陸へ。

なかなかのお天気に恵まれ、日本海も綺麗に見えました。

 

そんなこんなで富山駅に到着です。

最後に富山駅で降りたのは北陸新幹線開業前だったので、たぶん10年ぶりくらいかな?

当然ながら新駅舎を見たのも今回が初めてです。

 

そんな新・富山駅舎に乗り入れているのが、今回のお目当てである富山地方鉄道路面電車であります。

路面電車富山駅電停は、JRの高架下に潜り込む形で直結しています。

雪国というのもありますし、これはかなり便利なんじゃないでしょうか。

 

そして富山駅の大きな特徴は、路面電車の軌道がJR駅を跨いで南北を貫いていることです。

かつて富山の路面電車は、古くより富山駅の南側にある市街地を走る「富山地方鉄道」と、富山駅から北に延びていた旧富山港線LRT化した「富山ライトレール」の2事業者が存在しました。

それが2020年に富山ライトレール富山地方鉄道に吸収統合され、南北に分かれていた路線が富山駅を介して一体化し、現在の形に至ります。

 

まずは旧来からの富山地鉄側である南口の様子。

かつて富山地鉄路面電車は、駅前通上にある「電鉄富山駅エスタ前電停」がJRとの乗り換え駅でしたが、2015年の北陸新幹線開業に合わせて富山駅舎に乗り入れを開始しました。

そのとき駅前交差点の軌道もT字型に改良され、なかなか見ごたえのある交差点へと姿を変えております。

 

続いて旧富山ライトレール側の北口の様子。

富山ライトレール時代は、北口駅前広場に「富山駅北」という電停がありました。

そこから南北統合のため、上記の富山地鉄富山駅電停に乗り入れる形に改良され、旧電停は撤去されています。

 

そんなわけで路面電車富山市内の公共交通の根幹を担っており、路面電車のまちとしてPRもしているようです。

どう見てもお前は路面電車じゃねえだろ!ってヤツが真ん中に居座っていますが(笑)、そんなわけで富山の路面電車は見どころが多いのであります。

 

 

そんな富山地鉄路面電車撮り鉄しよう・・・というのが今回の記事だったはずなのですが、導入が長くなってしまったので、肝心の撮り鉄したお話は次回に続きます (^_^;)