ちまちまと鶴見線内を歩き回り、前とそんなに変わらない記録を積み重ねていく。
鶴見線への熱量は、どうにかこの年末年始は持ってくれたようだ。
天気も良かったので、もうしばらく浅野駅に留まる。
だんだん本数も減ってきて、動きづらくなるのもあるのだが。
ちなみにこの日は、メインイベントが後ろに控えている関係であまり歩いてはいない。
そして、海芝浦行きが入線するところを迎撃。
ここで撮影したのは8月30日以来のことに。
ただ、午前は午前で太陽の向きが難しいこともまた改めて学ぶ。
カメラ自体の経年疲弊もあるが、逆光に映り込む“ゴースト”に最近翻弄されるように。
LEDの灯具類もまた然りで、特に夜の撮影に苦しみ始めているのは今年の課題になりそうな。
そんなハンデを負いつつも、まだまだ記録蓄積に余念がない。
また弁天橋駅に降り、さらに発着を追い続ける。
昭和バブル期から令和まで。
コツコツと通勤輸送を支えてきた。
特にJR化初期は、211系と共に首都圏の体質改善に相当寄与した形式であった。
車体はまだまだ永く使えそうだが、下回りは旧態依然の界磁添加励磁制御。
コスト低下と性能向上の両立を図れた優れものだったが、よく頑張ったほうである。
そんな鶴見線での“余生”も、まもなく終わる。
この2024年は、205系にとっては最後ともいえる大転換機になっている。
生まれ育った首都圏から走り去る日も近い。
鶴見線らしい、構内踏切との組み合わせもあと少し。
安全と利用する人に配慮しながら、ここでも記録を残していきたい。
特に絵になるのが、利用が多いラッシュ時だったりするのである。
そして、ここで弁天橋駅から歩き出した。
AGC入口の踏切での通過撮影も、すっかり定番化してきている。
きっと、E131系に統一された後はまた仕事絡み以外では足が遠のいてしまうのだろう。
それに思い至ると、なんともクールなものだなと自分でも苦笑してしまう。
ただ、これまで103系の頃とか近年のイベントでも割と冷淡にしていたので、それらに関しての
罪滅ぼしになるのかな、とも考えて訪問する回数を増やしている側面もあろうか。
それを経て、他の路線に対しての意識増大も目論んでいて…
この2024年はそれが一段、大きくギアを入れて動ける年になっていきそうだ。