鉄道ファン愛読50年、昨年末豊田市駅前の書店で購入した2024年2月号の表紙はＪＲ四国のリニューアル車両、特急しおかぜ、いしづち用8000系特急直流電車でした。8000系は予讃線新居浜電化に際しＤＣ特急置き換えにデビューしました。特集は113系～60年の足跡、特別価格は1,350円税込です。地元の記事として名鉄6000系のあゆみも掲載されています。購読50年を迎えた鉄道ファン誌の紹介です。50年前、1974年2月号の表紙は雪化粧をしたキハ58系でした。当時は無煙化の旗手だった気動車ですが今振り返れば見ごたえのある頼もしい表情だと思います。特集は鉄道ファン・フォトサロン、ＳＬブーム終幕、蒸気機関車の写真が中心でした。昭和48年、1973年秋のダイヤ改正では本州の蒸気機関車は山陰地区を除き大きく無煙化が進みました。一方、まだ北海道や南九州では蒸気機関車の活躍が見られました。特に日豊本線は宮崎、都城間にてＣ57による急行仕業が復活し大きな話題となりました。急行日南は段落ちした短い編成ながらハネやスロ、10系ナハを連ねた写真が掲載されています。
本誌にとじ込まれた日豊本線延岡、鹿児島間の48年10月ダイヤを撮影してみました。全区間にわたり活躍するＣ57の他、Ｃ61やＤ51、区間運用では日南線のＣ11、志布志線のＣ58、そして細島線8620などこの時期にして多彩な形式を見ることができました。まだまだ懐かしい情報満載、50年前販売価格は450円でした。ぜひ最新版と合わせファン誌の電子バックナンバー閲覧サービスなどでご覧いただきたい一冊です。
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