上越妙高駅【新潟県】(北陸新幹線。2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
新潟県西部上越地方、上越市南部郊外に位置する北陸新幹線の駅で、JR東日本とJR西日本の境界駅であり、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(旧・信越本線)との乗換駅でもある、
上越妙高駅 (じょうえつみょうこうえき。Joetsumyoko Station) です。
 
尚、在来線駅と西口駅前につきましては「えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン」・上越妙高駅の記事にて紹介いたしました。
⇒記事はこちら
 
 
駅名  
上越妙高駅 (駅番号なし。JR東日本の管理駅)  
 
所在地  
新潟県上越市  
 
乗車可能路線  
JR東日本:北陸新幹線(高崎方面)  

JR西日本:北陸新幹線(金沢方面)     
  
隣の駅  
高崎方(JR東日本)……飯山駅 (長野県)  
金沢方(JR西日本)……糸魚川駅   
   
乗換可能駅  
えちごトキめき鉄道【略称:トキ鉄】:妙高はねうまライン (旧・JR東日本信越本線)  

……上越妙高駅まで徒歩4分  
 
訪問・撮影時  
2015年4月   
 
 
駅概要  
駅形態……………高架駅(2015年開業。在来線は地平駅で、新幹線の西側に位置します)。
管理者……………新幹線駅はJR東日本、在来線駅はえちごトキめき鉄道、東西自由通路は上越市と思われます。
駅舎………………高架下(改札階2階は在来線駅橋上2階コンコースと同一レベルの高さです)。
出入口……………東口、西口。新幹線駅2階フロア・トキ鉄駅橋上駅舎は東西自由通路(脇野田通り)を兼ねています。
バリアフリー……対応済(段差なし。東西出入口にエレベーター・上下方向エスカレーターを設置)。
点字ブロック……東西出入口~改札口~ホームまで設置。
駅前広場…………東西にあり(東西にタクシー乗り場併設。バス停留所は東口のみ)。
 
 

 

新幹線駅に相当する東口です。正面口に相当します。2枚とも南西を望む。
コンコースは2階で、1階は有料駐車場になっています。中央の多角形の建屋(もてなしドーム)とその両側に階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあり、2階に通じています。
駅前広場は大規模で、ロータリーが2つあります。もてなしドームを境に右(北)がバスとタクシー用のロータリー、左(南)が一般車用のロータリーです。
 
 

もてなしドーム内部です。南西を望む。
吹き抜けになっていて、天井が高いです。
正面から奥へ2階フロアが延びており、2階に上がって奥へ進むと各社改札口・西口方面です。
 
 

東口駅前です。駅前広場出入口より東を望む。後方が上越妙高駅です。
こちらの東口側は駅近くが区画整理されましたが、現時点でもあまりビルなどは建っておらず、北側にアパホテルがあるくらいです。駅東側一帯は複数のレンタカー屋とコインパーキングが目立つくらいです。尚、駅前立地の商店や建物の数は西口側の方が多いです。
駅前エリアの東側は脇野田地区(大和地区)で、新旧の住宅地が混在してます。
また、撮影地点付近には2014年まで信越本線の脇野田駅がありました。北陸新幹線金沢延伸開業を前に新線(現在線)へと移設され、脇野田駅も新駅へと移転しましたが、新幹線開業・並行在来線の三セク移管と同時に在来線駅も上越妙高駅へと改称されました。旧駅は移転後に撤去作業が行われ、現在は跡形もない状態です。
 
尚、西口に関しましては在来線駅の記事にて紹介いたしました。
 
 

 

高架下2階にある新幹線改札口です。南東を望む。左が東口で、
右が「えちごトキめき鉄道」の改札口と西口です。
尚新幹線と在来線の連絡改札はありませんので、乗換の際は一旦改札を出る必要があります。
 
駅員配置………あり(JR東日本による直営駅かつ管理駅)。
自動改札機……あり(3通路)。   
有人通路………右端(ウォークイン形式。中にカウンター窓口有。幅広で点字ブロック設置)。
幅広通路………右端有人通路のみ。
ICカード………『モバイルSuica特急券』対応(JR西日本区間を含む)。
窓口……………改札窓口および『みどりの窓口(改札口の右手前)』。
自動券売機……あり(『みどりの窓口』の手前東西自由通路沿い。全て指定席券売機)。
自動精算機……なし(改札窓口にて精算して下さい)。
トイレ…………改札内外(いずれも車いす対応トイレ併設。改札内はオストメイト対応)。
付帯設備………AED(改札内)、待合室・観光案内所・土産物店(改札外)。 
売店……………なし。  
コンビニ………あり(改札外にJR東日本系の「ニューデイズ」あり)。
 
改札内トイレ横にはベビー休憩室があります。
そして3階の各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれていて、新幹線の上越妙高駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

下り14番線に設置の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の管理駅なので、JR東日本仕様です。
北陸新幹線に駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

 

駅構造……高架駅(ホームは3階)。南東~北西方向。
配線………島式ホーム2面4線。
 
左ホーム(東)は左から11番線・12番線の順で、ともに上り高崎・東京方面ですが、当駅始発列車は11番線を使用します。
右ホーム(西)は左から13番線・14番線の順で、ともに下り富山・金沢方面です。
内側の12番線・13番線が主本線(通過線)、外側の11番線・14番線が副本線(待避線)です。現行ダイヤですと上りのみ当駅にて『はくたか』が『かがやき』を待避する事があります。
   
ホーム有効長……12両分。
ホームドア………開業時より可動式ホーム柵を設置済。
ホーム幅…………中ほどは標準レベルで、両端は狭いです。
上屋(屋根)………ホームと線路全体が大屋根に覆われています。
ホーム上設備……ベンチ、空調完備の待合室、喫煙所。
 
上写真は12番線より、下写真は13番線より、2枚とも高崎方を望む。
 
 

13番線より金沢方を望む。右から11番線~14番線の順です。
通過列車がある関係でホームドアは内側に寄せて設置されています。そのためホームが狭く感じられます。
 
ちなみに発車メロディは上越市出身の小山作之助が明治29年に発表した「夏は来ぬ」が使用されています。
(上越市HPより)  
  
  

13・14番線より高崎方を望む。
この先、高田平野(頸城平野)の田園風景の中を南東へ走りますが、一時的に妙高市域を通ります。上越市に戻って右へカーブすると山地に突っ込む形で全長22,251mの飯山トンネルに入ります。その後は妙高市域の山中を南下し、やがて左へカーブするとトンネル内で長野県飯山市に変わります。その後は山中を南南東へ走りますが、やがて地上に出るとそこは市街地で、すぐに飯山駅へと至ります。飯山線との乗換駅です。
 
 

 

2枚とも11・12番線より金沢方を望む。
右端の11番線から分かれて地上へ下りる線路は保線基地への出入庫線です。この保線基地はJR東日本管轄です。
また、当駅より先はJR西日本の管理区間になります。
 
この先、緩やかに左へカーブしながら高田平野を北西へ進むと、高田市街地の南西端付近で山地に入り、トンネル連続区間になります。複数のトンネルで山地を西へ走り、糸魚川市に入ってしばらくすると日本海近くを走るようになります。そして「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧・北陸本線)」の梶屋敷駅付近から同線と並走する形で平地を西南西へ進み、やがて市街地に入ると糸魚川駅へと至ります。えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインおよびJR西日本が運営する大糸線との乗換駅です。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2015年(駅訪問のため)、2017年(乗換のため)          
 
島式ホーム2面4線の高架駅で、豪雪地帯である事からホームと線路全体が屋根に覆われています。JR東日本とJR西日本の境界駅ですが、JR東日本の管理駅であるため案内やデザイン等はJR東日本仕様になっています。高架下2階に改札口があり、西側の同じフロア(橋上2階)に「えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン」の改札口があります(ホームは地平)。駅前ですが、私が訪問したのは新幹線駅開業後間もなかったため駅前が未開発状態でしたが、現在もあまり開発が進んでいないようですね…。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。北陸新幹線『はくたか』(行先不問)でダイレクトアクセス。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。北陸本線『サンダーバード』~金沢から北陸新幹線『はくたか』。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅構内に「ニューデイズ」あり)   
飲食チェーン店・・・あり (西口駅前に「大戸屋」「コメダ珈琲店」あり)   
 
大阪からの到達難易度が高いですが、北陸新幹線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は上越妙高駅でも途中下車してみて下さい!
そして、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインと乗換の際も新幹線の上越妙高駅を観察してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、えちごトキめき鉄道のHP、配線略図.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)