まず,このたびの令和六年能登半島地震・羽田空港航空機衝突事故において,亡くなられた全ての方々・ペットの皆様にご冥福をお祈りするととともに,被害に遭われました方にお見舞い申し上げます.地震では100名以上の方が亡くなっており,航空機衝突事故では5名の海上保安官が亡くなったほか,旅客機側では全乗客・乗員の脱出に成功した一方,貨物として搭載することになるペットを救出できなかったことで新たな議論がなされています.
鉄道関連では七尾線(のと鉄道含む)で大きな被害がありましたが,他に被害を受けた氷見線・越後線,そして大糸線は1/6までに復旧しました.従いまして,「【旅行記】23/11大糸線雪月花」を再開します.
なお,本日は大糸線が「信濃鉄道(<>しなの鉄道)」として北松本〜豊科で開業してちょうど109年にあたります.
これまでの旅路
この旅で大阪を宿泊地に選んだのは,2023/3/18に開業した「大阪駅うめきた新ホーム」のためです.
大阪駅うめきた新ホームはかなり離れている印象がある方が多いと思いますし,実際その通りなのですが,北口のこのオブジェからは比較的近い場所にあります.また,このうめきた新ホームに合わせて西口が整備されており,1〜10番のりばからは改札内で移動できます.
(11番のりばへは訪問日現在工事中でした)
まだ開発が進んでおらず,構内はだだ広く,人通りも多くはないです.
うめきた新ホームの新要素として有名なのはこの「顔パス」改札でしょうか.ICOCA定期券でのみ使用できます.また,うめきた地下口にはJR西日本で唯一「みどりの券売機プラス+AI」が用意されるなど,もはや一種の実験場となっています.
このデジタルサイネージを組み合わせたフルスクリーンホームドアもその一つです.現在のところ21番のりばにのみ設置されています.
が,このフルスクリーンホームドア,現状全ての車両に対応しているということはなく,例えば117系7000番台は非対応で,22番のりばからの発車であるようです.
24番のりばには特にホームドアなどはありません.ここでは地下駅を貨物列車が,それも列車の前後に機関車が連結されるプッシュプル運転がなされるという,全国でもここでしか見られない光景が見られます.実際,この路線の架線は剛体架線ではありません.
筆者が来たのは22時台です.すでに,23番のりばでは翌朝に使用する列車の準備がなされていました.停止位置に注目しておきましょう.
その目的はM250系の撮影,ですが,大阪駅でのM250系の撮影には注意点が多数あります.
- 大阪駅23・24番のりばの列車は通常23:03発「はるか60号」で終了となります.
- その後,23・24番のりばは封鎖されますので,駅員の指示に従いホームから出る必要があります.
- M250系の通過は23・24番のりばの封鎖後です.
- この間,22番のりばには23:18発の列車がいます.
- 前述の回送列車と合わせ,23・24番のりばのホーム全体が車両で隠れています.
11/25
翌朝,うめきたホームには「お茶の京都」ラッピング車が止まっていました.
283系のくろしお6号を見送った後,筆者もおおさか東線の列車で,いよいよ北陸方面を目指します.
旧線の跡形は無くなりつつあります.
この日の289系「こうのとり1号」は「くろしお色」との混結でした.
続く