今回は中断していた、
ここからの続きです。
大阪・関西万博ラッピング、
阪急電車、大阪環状線、大阪モノレール、日本航空に続く第5弾、
今回は近鉄です。
最初に来たミャクミャク様は奈良線からなんば線乗り入れの
普通尼崎行き。
外装は編成まるごとのフルラッピングです。
今回はラッピングの話だけでなく、ベースとなっている近鉄の通勤車両について、
近鉄電車の通勤電車の「系」は細かく細分化されていて無数にあるものの、
これまでずっと外観は同じなのでまったく気にしていなかったのですが、
今回写真を整理しているうちに少し興味がわいたのでちょっと調べて深入りしてみました。
このミャクミャク号は車体番号が9728-9328の9728F、
○○○○FのFは編成=フォーメーションのこと、以下省略します。
近鉄の場合大阪方の先頭車の番号をとっています、
こちらは9820系というオールロングシート車。
一般塗装は、
こんな感じです。
もうひとつ9020系というのがいるのですが、
違いが全然分からないと思います、内装も双方ロングシートで同じです。
9820系は西大寺検車区で9020系は東花園・高安検車区、
所属が違うだけで違う系名がつけられているんですね。
他所だと何番台とか何次車とかで済むような差だと思います。
逆に京急の1000形など19次車と20次車でも内外装とも全くの別モノ、
東京メトロ千代田線や小田急に乗り入れているJR東のE233の2000番台なんかも別の車種にしか見えません、
それでも同じ形や系になっています。
番台や次車違いでも他社では別系統レベルの差異があるので、事業者によって分類の考え方は様々なんだなと思わされます。
次に来たミャクミャク号は、
区間準急、大阪上本町行き。
大阪線の上本町、頭端ホームの地上駅の方に発着する電車です。
こちらの車体番号は5352ー5752で5352F
5820系というシリーズ21の通勤車。
ミャクミャク電車は現在2編成が稼働していて、どちらも「シリーズ21」と呼ばれるグループに属する通勤電車がベースですが、
先ほどの9820系が固定ロングシートなのに対してこちらはL/Cカーといって、
L=ロングシートとC=クロスシートの転換型、
デュアルシート採用型になっています。
一般塗装は、
外観だと先の9820、9020系とほぼ同じ、
中に入って座席を見ないと区別がつかないですね。
上本町に向かって出発して行きました。
一駅先の上本町からなのですぐに折り返してきた大阪線の5352F(編成)
今度は普通、大和朝倉行き。
その次に来たのが、
尼崎から折り返してきた奈良線のミャクミャク様9728F、
今度は区間準急、大和西大寺行き、
こちらのラッピングは大阪モノレールと同じで大き目の斑、
しかし、モノレールには無かったミャクミャク様の全身像は有り、
あと、環状線や阪急、JALであった飛び交う目玉表現がないので「きもちわるさ」はマイルド仕様。
しかし、この「きもちわるい」がミャクミャク様にとってはチャームポイント、もはや誉め言葉になっていますが。
奈良方面に向かって出発して行きました。
つづく。