亀山駅
三重県亀山市の代表駅です。
亀山市は亀山藩の城下町、東海道の宿場町として発展しました。
また、ローソク生産の最大手メーカーであるカメヤマローソクや、「世界の亀山モデル」で有名なシャープ亀山工場があり、工業も盛んです。
亀山駅は関西本線と紀勢本線が乗り入れており、中京、関西、伊勢、南紀地方に列車が発着していたターミナル駅で、鉄道の街として栄えました。
しかし、関西本線が名阪輸送の役割を近鉄や新幹線に取って代わられ、伊勢鉄道の開業によって伊勢・南紀地方に向かう列車が全て亀山を経由しなくなると、当駅を発着する定期優等列車は無くなりました。
関西本線は当駅を境に東側はJR東海管轄の電化路線、西側はJR西日本管轄の非電化路線となります。
JR東海の境界駅は唯一、JR東海が管理する駅となっています。
乗り入れ路線
・関西本線
・紀勢本線
駅舎。開業時からの木造駅舎で、増改築を繰り返しながら使用されています。
2015年訪問時の亀山駅前は鳥居が建っていたり、古い商店が建ち並んでいました。
2020年あたりから大規模な駅前の整備が行われ様子は一変しています。
駅舎内。キオスクや観光案内所がありましたが、現在営業しているかは不明です。
改札口。ICカードが利用できない時から自動改札機が設置されていました。
現在関西本線はICカードが利用できます。
ホームは3面5線。
非常に長く立派な上屋が建っています。
長大編成の優等列車が数多く発着していた名残です。
ホームは長い跨線橋で結ばれています。
これだけ長い跨線橋も現在では貴重な存在になりました。