久留里発13時53分の列車は、終点上総亀山駅に向け進んでいきます。

 

やってきたのはまさかの2両編成。単行とばかり思いこんでいましたが、これは驚きです。車内もそれなりの乗客はいて、これまた予想外。とはいえ単行でもじゅうぶん過ぎるのは、言うまでもありませんが・・・

 

まぁ利用者が多いのは、この区間にとっては非常に喜ばしいこと。同業者だけではなく、明らかに地元客と思われる姿もあり、もしかしたらJR東日本からの現状の公表が、いい方向に作用しているのかもしれませんね。

 

当初の予定では、終点の上総亀山駅まで乗り通そうと思っていましたが、この区間、おそらくは今後2度と来ることはないような気がします。そんなこともあり、記念というかなんというか、訪問駅を1駅でも増やすべく、終点1つ手前の上総松丘駅で下車することにしました。

 

 

降り立ったホームは、狭くて駅名標が正面から写せない・・・ 見るとほぼ真ん中に黄色い線が引かれていますね。

 

当然下車客は私以外には誰もおらず、周囲も人の気配は皆無でした。

 

ただそれでも存外に立派な駅舎がお出迎え。

 

 

 

駅前にも民家は点在し、まったくの無人というわけではなさそうです。

 

木更津駅への折り返し列車到着まではおよそ30分。特にすることもなくボーっとして過ごします。

 

とりあえず、今回行かなかった上総亀山駅の様子がこちら。調べてみたところ、2011年8月6日とあります。12年前か・・・ それにしてもレトロな車両ですね。

 

 

 

 

個人的にお気に入りの1枚。なんか昔の方が、写真の腕前が上だった気がするのは気のせいでしょうか。

 

閑話休題。やってきた列車に乗り、木更津駅へ戻ります。

 

2両編成の車内には10人ほど。見ると行きにも見かけた顔がチラホラいました。もっとも、彼らも私を見てそう思っているハズですがw

 

久留里以降は乗り降りがそれなりにあり、しっかりと利用されているなという印象は復路も変わりませんでした。

 

そして一応今回のテーマとなっている実際に乗ってみての検証を少しだけ。話題となっている区間も、写真からもわかるように沿線人口は決して少なくなく、対策などをしっかりとやれば意外と生き残れるのではないか、というのがまず初めに思ったことです。まぁいろいろ難しいのはわかっていますが・・・ 同様の問題を抱える他の過疎地域の路線よりは、立地も含め、置かれている状況は比較的恵まれているのは事実でしょう。単純にいち鉄道ファンとしては、これ以上廃線になってしまう路線が増えていくことは、正直なところ寂しくてたまりません。今後の行く末を、陰ながら見守っていきたいと思います。

 

木更津駅からは、あとは地元静岡へ来た道を帰るだけ。

 

 

途中小田原駅で夕食のため下車し、自宅には22時過ぎに戻ってきました。

 

冬の青春18きっぷの旅第一弾は、こうして幕を閉じました。まだ残りは4日分残っており、詳細な計画こそ現時点では立てていませんが、期限内にしっかりと使い切る予定です。

 

それではまた、次の旅でお会いしましょう。