前回の続きで、『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、香川県にゆかりのある歴史上の人物を訪ね、ゲームに勝手に登場させたことについて事後承諾を得るため、2023年12月21日から関西方面以西を巡った旅についてのダイジェスト。
目的の4社1寺を巡り終えましたが、せっかく大阪に来たので、東京へ帰る前にちょっと観光しました。
※前回の記事はこちら↓
大津(石山)と堺(浜寺公園、鳳)と神戸(須磨)で、鉄道と神社めぐり
桃太郎線に乗って、吉備津神社と吉備津彦神社に参拝
天王寺('23.12.28)
岡山にいた26日。
2日後(28日)に東京へ帰る予定だったので、あまり時間をかけなくても見られる観光名所に1ヶ所だけ寄りたいと考えました。で、あべのハルカスに行こうと思いつき、天王寺のホテルを予約して、27日に1泊したのでした。
でも、天王寺に着いてから気づいたのですが、近くに『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場させた人物にゆかりのあるスポットがありました。
せっかく天王寺に来たので、あべのハルカスへ行く前に、まずそちらへ行くことに。
阪堺電車(阪堺電気軌道)上町線の、天王寺駅前停留所へ。
天王寺から東天下茶屋に行き、目指すは安倍晴明の生誕地とされる「安倍晴明神社」。
(この写真は東天下茶屋からの帰りに乗った、モ501形車両)
『脱出ゲーム 香川県からの脱出』には安倍晴明さんも登場しています。
晴明が讃岐出身という説があるのです。
……あれ? 晴明讃岐出身説に基づいて、ゲームに登場させたのに、大阪で晴明の生誕地とされる神社に行って、ゲームのヒット祈願をして大丈夫だろうか?
それを言ったら桃太郎だって、「稚武彦(わかたけひこ)命が高松市で鬼退治した説」に基づいてゲームに登場させたのに、「吉備津彦命が岡山で鬼退治した説」に基づいて、吉備津神社と吉備津彦神社でヒット祈願をしたのもどうかと。
(吉備津神社には稚武彦命が描かれた絵馬があるので、一応その絵馬に書いて祈願しましたけども)
東天下茶屋(ひがしてんがちゃや)
安倍晴明神社は、住宅地の中にある小さな神社。すぐそばの阿倍王子神社の末社です。
京都の晴明神社(こちらは邸宅跡とされる)より素朴な感じですが、晴明公の母親が狐だったという伝説に基づいた像が建っています。伝説での晴明の父親の名を冠した境内社「泰名稲荷神社」があります。阿倍王子神社の方には、母親の名を冠した「葛の葉稲荷神社」も。
天王寺(大阪阿部野橋)
天王寺駅に戻って、あべのハルカスの「ハルカス300展望台」へ。
つい最近、東京に麻布台ヒルズ森JPタワーができたので、「日本で2番目に高いビル」になっちゃいましたけど、もちろんそれであべのハルカスの価値が下がるわけじゃないですよね。
上る前は、高すぎて建物がよく見えないんじゃないかと思ってましたが(昔、大阪WTC(現・大阪府咲洲庁舎)の展望台に上ったとき、そんな印象を受けました)、大阪城とか通天閣とかなんばパークスとか、見つけると楽しくて、けっこう長居しました。
この写真の真ん中へんが難波。スイスホテル南海大阪や、ドン・キホーテの観覧車が見えます。
海側の景色。多分コスモスクエアとか港大橋とか。
展望台は回廊になっていて、その内側に吹き抜けの「天空庭園」があります。
天空庭園の角に、観光地でよく見かける、桂由美さん揮毫「恋人の聖地」プロジェクトの認定プレート(写真左下)と、カップル用フォトスポットあり。
なんば(大阪難波)
この日から1月4日まで東海道・山陽新幹線のぞみ号が、混雑緩和のために全席指定になるとのこと。新幹線が混雑するならせめて名古屋までは近鉄で行こうと考え、大阪メトロで天王寺からなんばへ移動しました。
特急に乗れれば御の字、乗れなかったら急行を乗り継いで行くことにします。
その前に、せっかくなんばに来たので、こないだ南海や阪神に乗ったときに行けてなかったあの場所へ。
道頓堀の戎橋のグリコを見てきました。
道頓堀に遊歩道ができてから初めて来たかも。さすがに混んでました(12月28日)。
1週間の旅の最後が宗右衛門町だったので、思わず小声で『宗右衛門町ブルース』を歌ってました。
「さよならさよならまた来る日まで」
近鉄特急ひのとり。名阪甲特急。運良くチケットが取れました。(この写真は近鉄名古屋駅で撮影)
倒すときに後ろの人を気にしなくていいリクライニングシートが売り。
個人的には、背もたれの形が自分の身長(170センチくらい)に合ってなかった印象。
あと座席を倒すと足元が狭くなります。私の席が通路側で、しかも窓側のお客さんが途中駅で2回入れ替わったので、ちょっと気になりました。
とか何とか言っても、まあ快適に寝ましたけど。
榊原温泉口駅でルーブル彫刻美術館のサモトラケのニケとミロのヴィーナスが見えないかなあ、と期待してましたが、そこを通る前に寝てました。そもそも日が暮れてたでしょうし。
寝る前に見た夕暮れの山々の景色がきれいでした。
名古屋
名古屋からはさすがに新幹線に乗りますが、せっかく名駅に来たので、ちょっと遠回りになるけど、ナナちゃん人形を見に行きました。
なんでドロンジョ様やねん。
(↑この2時間前まで難波にいたのでエセ関西弁が出ました)
えらいクオリティ高いし。
名古屋から小田原までは東海道新幹線ひかり号の自由席。28日はまだ空いてました。
空いてたのがBとDだけだったので、デッキで立って移動しましたけど、デッキに人がいなくて快適。
三島でこだまに乗り換えましたが余裕で座れました。
小田原
小田急ロマンスカーGSEに乗り換え。運転席が2階にある前面展望車。
最近の在来線特急って走行音が静かすぎて、ほかのお客さんの話し声の内容が聞き取れてしまうので、かえって耳障りなことが多いんですが(特にロマンスカーや踊り子のように行楽地へ行く特急)、夜遅かったんで空いてて静かで良かったです。
空いてたからかもしれませんが、座席も快適でした。
(※次回からは、2023年9月に訪れた、増上寺の話に戻ります)
※『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。
品川から泉岳寺へ 泉岳寺・赤穂義士墓所 泉岳寺・赤穂義士記念館 浜松町・芝大門と芝大神宮 増上寺・三解脱門と本堂 増上寺安国殿の黒本尊
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※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。
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・周りの人に知ってもらいたいこと
(「高齢者と同居しています」「基礎疾患を持っています」等)