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【能登半島地震】深夜1時の上越新幹線で列車ホテル宿泊 運休中の北陸新幹線は?[2312-2401年末年始(6)]

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1月1日に石川県を震度7の揺れが襲った、令和6年能登半島地震。

東日本の新幹線も大きな影響を受けており、長野〜金沢、越後湯沢〜新潟で終日運休となりました。

 

深夜0時を前にして、まだ運行中の新幹線。

東京駅に最後に着く新幹線を、高崎駅から利用します。

 

既に指定席券売機は電源が落ちており、これから新幹線のきっぷを買うことはできません。



前から購入してありました乗車券と特急券で、新幹線改札内へ入ります。

今のところ発車標に表示されているのは、北陸新幹線あさま633号。

越後湯沢行たにがわ413号,417号、東京行とき330号,たにがわ496号です。

 

特に地震の影響を大きく受けた長野〜金沢では終日運休により、長野行きのはくたか号も設定されたそう。

 

同様に越後湯沢〜新潟も運休で、たにがわ号ばかりとなっています。

 

列車編成の方では運休が決まる前段階のためか、東京方面たにがわ号が2本多かったです。



23:46、とき330号東京行きが入線してきました。

7時間に及ぶ大幅な遅れ、新潟駅の発車は15:44です。

 

何よりも驚かされたのが、お客さんの数。座席やデッキにも多くの方が立っていらっしゃいました。

 

まもなく駅に到着だからとはいえ、お客さんの多さが際立ちます。

 

高崎駅で降りられる方も多く、100人は超えていたはずです。

 

とき330号の停車駅は高崎の次が熊谷ですが、多くの便が運休になったため、本庄早稲田駅にも停車するとのことです。

 

ドアギリギリまで立っておられる、まだUターンラッシュのピークではありませんが、一時運休の影響がこのように出ています。

 

東京駅まで各駅停車として、発車していきました。



続きまして反対側ホームへ。

12番線にはたにがわ413号越後湯沢行きがずっと停車中です。

 

自由席車両には、1両あたり5人ほどいらっしゃいました。

指定席の方は2,3人とさらに少ないです。

 

時刻は0時を回りました。

新幹線の定期旅客列車は0時〜6時に走れないので、ここから先は遅れているからこその光景となります。

 

再び列車編成の案内を見てみたら前の2本表示が消え、東京行きは22:53発たにがわ496号だけになっていました。

 

これらはJR東日本の走行位置案内でも旅客列車の扱いだったのですが、現在はもう回送列車になっているのでしょう。

 

ホーム上の発車標でも、2本分が回送列車でした。

 

突然のことでしたが0:07、たにがわ413号越後湯沢行きが発車します。

 

間髪入れずに、たにがわ417号越後湯沢行きが入線。

 

信号待ちもあって、高崎駅で一旦運転を見合わせます。

やはりこちらもお客さんは、まばらな状態でした。



東京行き新幹線は、残り最後の1列車。

グリーン車とグランクラスを除き、全車両が自由席です。

 

ここで、13番線に回送列車到着の放送が流れてきました。

 

0:14ごろ、たにがわ86号東京行きが到着です。

一時停止したものの扉は開かず、そのまま出発していきました。

 

連続して0:17ごろにも、たにがわ88号上野行きが入線。

 

多客時に東京駅の線路容量が逼迫するため、手前の上野止まりになる便です。こちらもすぐに出発していきました。

 

ホーム上の待合室は、この時間でも温かいまま。しっかり暖房を効かせてくださり、感謝の限りです。

 

しばらくすると、東京方からキーンという音が。北陸新幹線あさま633号長野行きが到着していました。

 

たにがわ号とあさま号が並ぶ、高崎駅でよく見る接続の様子です。

 

やはり自由席でも、乗っているのは1両あたり5人もいらっしゃいません。

 

先に出発したのは、たにがわ417号越後湯沢行き。

越後湯沢への最終列車となっています。



そうこうしているうちに、たにがわ496号東京行きの到着する音が聞こえてきました。

0:31に入線、高崎から東京への最終新幹線です。

先程とき号はとんでもない混雑でしたが、こちらはガラガラ。各車両10人もいないくらいになります。

 

2分程停車して0:33、高崎駅を出発しました。

 

あさま633号長野行きはまだ停車中。

しかし信号が変わったら発車させる等の会話が聞こえていたので、すぐ出ていくものと思われます。

 

いつも通りの自動放送、僕1人だけの8号車に響き渡っていました。

 

列車はこの区間の最高速度、275km/hの高速走行を見せてくれます。

 

先行するとき号が停車駅に追加していた、本庄早稲田駅を通過します。

 

続いて熊谷駅も通過、夜間でも遠近分離を図ろうとしていたのでしょう。

 

左に見えてきました、東北新幹線へこの先で合流します。



0:54、大宮駅に到着しました。

到着前放送でも、東北方面への新幹線へは乗り換えられないと案内がありました。

 

関東平野の光を眺めつつ、130km/hでの走行。

 

普段ならぴったりくっつく埼京線に通勤電車が走っているのですが、この深夜では全くいません。

 

田端の東京新幹線車両センターを見下ろします。

今日1日の仕事を終えた新幹線が沢山、E7系の客室内にはまだ光が点いていました。

 

地下へ潜っていきまして、上野駅に到着です。

 

既に時刻は1:12、反対側にはE5系・E6系新幹線が止まっています。

 

発車する時に田端の新幹線車両センターへ帰るのでしょう、E7系新幹線とすれ違いました。

おそらく高崎駅を先に出た、とき330号の帰りかと思われます。

 

車内表示器には京浜東北線遅れの表示が出ていました。

この新幹線からの接続は無かったですが、先の新幹線と接続待ち合わせと行なっていたようです。

 

列車は定刻23:40着のところ、99分遅れて東京駅に着きました。



1:19東京駅 着

このまま折り返し、田端へ回送されていきます。

 

ここでお隣の23番線ホームに停まっているE7系新幹線、こちらが列車ホテルになると放送がありました。

車内に十分ゆとりがあり迷惑にならなさそうなので、利用することにします。

 

5分ほどで高崎から乗ってきた新幹線は、回送されていきました。



それでは23番線の列車ホテルをご紹介します。

4線あるJR東日本の新幹線ホームですが、停車しているのはこちらだけでした。

 

グランクラスを利用することはできず、車内は暗くなっています。

 

グリーン車は室内こそ明るかったですが、こちらも利用することはできません。

 

9,10号車は女性専用車両です。

 

さらに、7,8号車は家族連れ車両として設定されていました。

 

一般客は3〜6号車を利用とのこと。職員さんに缶パンとお水をいただきまして、車内へ入ります。

 

扉の近い5号車には15人くらいいらっしゃって、それなりに人が多かったです。

一方で4号車は2人だけ、こちらの車両を利用することに。

 

3人がけの座席で横になると、ちょっと頭が出るくらいの長さでした。



こちらは列車ホテル乗車時にいただきました、非常食とお水です。

普段イメージするのとはちょっと違う、結構大きいパンでした。

 

缶から取り出して、切り株みたいな形。周りの紙をペリペリ剥がし、食べていきます。

オレンジの粒々が入った、パウンドケーキみたいでした。

 

深夜3時過ぎ、ホーム上の発車標に朝の新幹線が表示されました。



この時点では、とき号が新潟行き。

しかし1月2日は、上越新幹線の越後湯沢〜新潟が午前中運休。しばらくすると越後湯沢行きになりました。

 

北陸新幹線も長野〜金沢は午前中運休なのですが、かがやき号は金沢行のままでした。



5時になりまして列車ホテルは終了。車内放送も流れまして、ホームの外へ出ます。

改札内コンコースでは、かがやき501号金沢行きがまだ表示されていました。

 

一方で列車編成の案内では、かがやき号が空欄の状態です。

 

待合室へ移動してきまして、6時が近づくとだんだん人も多くなってきました。

 

そして、かがやき501号金沢行きも運休に。北陸新幹線の初便ははくたか551号長野行でした。

 

上越新幹線は、とき301号越後湯沢行が最初に出発です。

ホーム上では新幹線運転見合わせの放送が流れていました。

 

とき号は新潟まで行く新幹線ですが、こちらは越後湯沢止まりとなります。



続きまして20,21番線ホームへ。

6:16発の北陸新幹線かがやき501号金沢行きは、本来20番線ホームに入線します。しかし、今日は長野行きにもならず運休でした。

 

最初の列車は、はくたか551号長野行きに。

 

車庫での列車準備に時間がかかり、15分遅れで入線してきました。

 

最初は列車の行き先方向幕が金沢行になっていましたが、長野行へ変わります。

 

上越・北陸新幹線は2日の15時台に全線で運転再開しました。

年末年始でUターンラッシュを控えていることもあり、一刻も早い運行再開に携わっていただき、感謝の限りです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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