姉ヶ崎発11時30分の君津行きに乗り、木更津駅到着は11時48分。
予定では当駅発13時01分の列車で上総亀山駅まで乗り通すつもりでしたが、1本前の久留里行き(12時06分発)に間に合ったので、これに乗り、まずは久留里駅まで行ってしまおうと思います。
列車はすでに入線済みで、車内は高校生たちでそこそこ賑わっていました。
といっても2両編成ということもあり、余裕で着席可能なほどの混雑具合。ただオールロングシートというのはちょっと残念ですね・・・
まぁそれはいいとして、この車両は久留里線という比較的短い路線に充当されているせいか、ざっと見まわしたところ、車内にトイレはなさそうです。ということで、階段をのぼり急いでトイレを済ませます。
スッキリしたところで待ち時間のついでに久留里線仕様の駅名標や留置線の様子も撮影し、定刻の12時06分に木更津駅を発車。最終的に7割ほどは席が埋まっていたでしょうか。営業係数ワーストといっても、それは末端の久留里~上総亀山間の話。起点に近い木更津~久留里間は、利用客もそれなりに多く存廃議論も特にあがっていないのも、これを見る限り納得といった感じです。
それでも途中駅からの乗車は皆無で、車内は空いていく一方。
車窓風景も田舎そのものといった雰囲気で、ゆっくりとしたのどかな時間が流れていきます。
この列車の終点久留里駅には、12時51分の到着。ここまでやってきたのは私を含め数人で、この先運行系統がわかれているのも、ある意味自然な状態だなというのが正直な感想でした。
ひらがなで『くるり』。
なんか穏やかでほっこりとした気持ちになるのは私だけでしょうか。ひらがなの持つ優しいイメージって、やっぱりあるんだなって、最近は思います。ただ混乱や争い回避のため、やたらめったら自治体名や駅名をひらがなにすればいいっていうのは反対ですから! それだけはお伝えしておきます。
駅舎はザ・ローカル線といった感じでとてもいい雰囲気。
目立たないですが、木板に駅名が書かれているのもイイ味を出していますね。
次に列車まで1時間ほどあるので、駅付近を散策してみようと思います。
駅周辺には江戸時代に久留里藩の城下町として、さらに旧上総町の中心部として栄えた街並みが広がり、道路も交通量が多く、意外なほどといっては失礼ですが、かなり賑わっていました。
さらに近年は名水の里としても知られるようになっているようで、駅近くをざっと歩いただけでも、2ヶ所も湧水がありったのが印象的でした。予備知識ゼロで散策するのも、意外な発見があっておもしろいなと思います。
駅へと戻り、定刻にやってきた13時53分発の上総亀山行きに乗り込みます。なんと朝の8時15分発の後がこの列車。5時間半以上も運行間隔が空いているのが、この区間の現状を如実に表している感じがしますが、予想に反して10名ほどが乗っています。見ると同業者ではなさそうで、これはホントに意外でした。
そんな彼らとともに、列車は終点上総亀山駅を目指し進んでいきます。