今は見られない列車・車両・塗色(87・京阪1900系【新】)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
 
第87回目は、京阪電気鉄道の元特急車で、早期に一般車に格下げされたものの、
長年にわたり活躍した1900系電車【新】です。
 
1962年~1963年にかけて、1963年の淀屋橋延伸に備えて輸送力増強用に28両が製造されました。
2扉転換クロスシート車(一部の車端部はロングシート)で、非冷房でした。
テレビカーも連結していました。
1963年には類似の車体の先輩特急車・1810系17両を編入して計45両の所帯となり、
淀屋橋延伸後の京阪の看板車両として活躍していましたが、その期間は短く、
1971年に後継の初代3000系が登場すると、
翌1972年以降、3扉ロングシートに改造の上、一般車へと格下げされました。
しかし、短命で特急運用を終えた事が1900系の寿命を伸ばすことに繋がり、
冷房化を経て昭和~平成、20世紀~21世紀の長期にわたり活躍してきました。
 
ところが21世紀になると老朽化が深刻となり、
2000年代初頭に1810系からの編入車を中心に廃車となり、
さらに2008年の中之島線開業直後に全車引退となりました。
 
私は一度目撃しただけで、乗車したことはありません。